2023年7月にフジロックフェスティバルでの来日が決定したダニエル・シーザー（Daniel Caesar）が、3作目のスタジオ・アルバム『Never Enough』を4月7日にリリース、さらに3曲追加されたボーナス・トラック・ヴァージョンが4月10日配信となった。
ディラン・ウィッジンズがエグゼクティブ・プロデューサーを務める今作には、絶賛されている先行シングル「Do You Like Me?」「Let Me Go」「Valentina」、新たなファンの人気曲でアルバムの最後を締め括る「Unstoppable」などの先行シングルに加え、タイ・ダラー・サイン、オマ―・アポロ、サーペントウィズフィー、ムスタファらとのコラボ曲が収録されている。
同アルバムについてダニエル・シーザーは、「まだまだ足りない（Never Enough）から、死ぬまで闘うつもりだ」と語っている。
4月6日、ダニエル・シーザーは、自身のルーツに立ち返り、世界各地の小規模な会場を巡る最新ツアー“Almost Enough: The Intimate Sessions”を米ロサンゼルスのベラスコ劇場からスタートさせ、親密なライヴで満員の観客を魅了した。今後ニューヨーク、トロント、パリ、ロンドン、ベルリンを巡る同ツアーで、彼は世界各地のファンのために新曲のライヴを初披露する予定だ。
先週、ダニエル・シーザーは米人気TV番組“Jimmy Kimmel Live!”に出演し、「Let Me Go」のソウルフルなパフォーマンスを披露。この番組出演を受けて、同曲は現在全米R&Bラジオ・チャートでTOP20目前まで上昇している。
また、彼は、ニューヨークのアパートの一室でApple Musicの音楽番組“R&B Now”で司会を務めるナデスカ・アレクシスと対談し、新作『Never Enough』とこれまでのキャリアについても語っている。
同アルバムの収録曲で、トロント出身のジャズ・トリオ、バッドバッドノットグッドをゲストに迎えたシングル「Please Do Not Lean」は、今年のジュノー賞で“トラディショナルR＆B /ソウルレコーディング”部門にノミネートされている。
また、昨年出演したコーチェラ・フェスティバルのステージでは、サプライズ・ゲストとして登場したジャスティン・ビーバーと共にコラボ曲「Peaches」を披露し、会場は大熱狂に包まれた。
2022年のグラミー賞授賞式のステージでも、ダニエル・シーザーが、ジャスティン、ギヴィオン共にコラボ・パフォーマンスを披露した全米No.1シングル「Peaches」は、グラミー賞で4部門、ビルボード・ミュージック・アワードで2部門にノミネートされており、現在までに数十億回の累計ストリーミング再生数を記録している。
Written By Will Schube
