春を代表する味覚・タケノコの収穫が最盛期を迎えている。岡山県内最大産地の倉敷市真備町箭田地区では、採れたて品の即売会が人気。関係者は「真備のタケノコはあくが少なく、白くてやわらかい。朝掘りのものは新鮮でおすすめ」とアピールする。
市シルバー人材センター真備支所は4月の毎週日曜と水曜、箭田大塚古墳の駐車場で即売会を開いている。当日早朝に近くの竹林で採れたタケノコを午前8時から販売し、なくなり次第終了。
会場は旬の味を求める人でにぎわっており、1キロ購入した自営業男性(34)=同市=は「ここまで採れたてのものを食べるのは初めて」と満足そうだった。
リーダーの川上伸晟さん(75)=同市=は「例年並みに質が良い。調理方法が分からなければスタッフに気軽に聞いて」と話す。同センター(086―698―1906)。
まきび公園内の「たけのこ茶屋」でも、生産者が当日朝掘ったばかりのタケノコを販売中。ゆでて真空パックにした調理しやすい水煮も並ぶ。「皮が薄茶色でよく太ったものを選ぶのがポイント。タケノコご飯や天ぷらで楽しんで」と担当者。午前10時~午後4時。月曜定休。同茶屋(086―698―1514)。