一関の小西直拓さん、K―1全国初V 経験2年半、才能開花

「まだまだこれから」と意欲を高める小西直拓さん

 「年齢を壁として感じず、自分の伸びしろを信じたい」。一関市萩荘の会社員小西直拓(なおひろ)さん(41)は、第14回K-1アマチュア全日本大会のマスターズBクラス55キロ級で初優勝した。キックボクシングを始めて2年半ほど。自分を信じ、努力してつかんだ栄光を誇りに挑戦を続ける。

 3月中旬に東京都で開催された同大会。1月の東日本予選も含め、格上を次々と破り、頂点に上り詰めた。小西さんは「喜びは大きく、決まった瞬間にガッツポーズ。でももっと練習を積まなきゃと、悔しさも残る試合だった」と振り返る。

 小西さんは2020年、イーグルアイスポーツクラブ(一関市、橋本昭宏会長)に入会。格闘技の試合を見ることが好きで、知人の勧めもあり未経験だったキックボクシングを始めた。才能を開花させ、これまでに出場した大会は9戦9勝と負け知らずだ。

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