国防担う決意 候補生20人誓う 奈義・陸自日本原駐屯地で入隊式

自衛官候補生を代表して宣誓する宮崎さん(手前左)

 自衛官候補生の入隊式が8日、岡山県奈義町滝本の陸上自衛隊日本原駐屯地であり、県内出身者ら20人が、国防を担う決意を誓った。

 岡山、広島、兵庫県出身の18~22歳の候補生と家族、来賓ら約100人が出席。岸下光希さん(18)=倉敷市出身=が駐屯地司令の西田誠1等陸佐から辞令を受け取り、宮崎竜乃介さん(21)=同市出身=が「心身を鍛え、自衛官として必要な資質を得る」と宣誓した。

 西田司令は「陸上自衛隊は国防の最後のとりで。同期の絆を大切に、一人一人が目標に向けて努力を重ねてほしい」と式辞を述べた。来賓の奥正親町長は「日本を取り巻く国際情勢は厳しさを増し、国内でも大規模な災害が予測され、自衛隊への期待と関心は高まっている」と激励した。

 候補生は6月末まで基本的な訓練を受けた後、配属先に赴任する。

© 株式会社山陽新聞社