川勝知事vs静岡県議会 選挙結果で不信任巡る「51議席」の攻防は?担当記者が詳しく解説

県政担当の植田記者です。今回の選挙で、静岡県議会は何かが変わるんでしょうか?

<植田麻瑚記者>

はい。結果を党派ごとにグラフにしました。自民党は全体で改選前より1議席少ない38議席を確保し、単独過半数を維持しました。自民党に近い公明党は改選前と同じ5議席を維持した一方、野党系議員でつくる川勝知事に近い会派、「ふじのくに県民クラブ」は改選前より4つ議席を減らした形です。

今回の県議選で注目されたのが、全体の4分の3にあたる51議席を巡る攻防です。このラインを超えると、知事の不信任決議案を可決することができます。

現在、自民・公明を合わせた議席は43で会派に所属していない12人、新人議員などを両陣営がどう囲い込んでいくのか注目されます。県議会の緊張関係は今後も続いていきそうです。

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