瀬戸大橋たもとにハート形記念碑 開通35年、香川県が公園に設置

瀬戸大橋記念公園にお目見えしたハート形のモニュメント

 本州と四国を結ぶ瀬戸大橋が開通35周年を迎えた10日、瀬戸大橋記念公園(坂出市)にハート形のモニュメントがお目見えした。世界最大級の道路鉄道併用橋の魅力を改めて発信しようと香川県が設置し「橋をPRする新たな『写真映え』スポットにして」と呼びかけている。

 モニュメントは高さ約4メートル、幅最大約4.5メートル。2本のステンレス板がハートのように左右に弧を描いており、ハート形に切り取られた風景に橋を入れて写真が撮れる。ステンレス板には「KAGAWA Seto―Ohashi SAKAIDE」の文字が刻まれ、日没後はLED照明でライトアップされる。

 モニュメントがある瀬戸大橋記念館の北側芝生広場で記念式典があり、池田豊人香川県知事や有福哲二坂出市長らが出席。池田知事が「橋の大きさと美しさを実感できる場所。多くの人に魅力を再認識してもらえるきっかけになれば」とあいさつし、有福市長らとテープカットした。

 ライトアップは祝日の前日と金、土曜を除いて行われる。

 瀬戸大橋は6本の橋で構成され全長9.4キロ。1978年10月に着工し、88年4月10日に開通した。

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