〈県議選〉一夜明け当選者始動

 県議会議員選挙の投開票から一夜明けた10日、当選者は有権者に感謝を表現し、支持者や関係者回りをし、支援への謝意を伝えた。新県議の任期は30日から4年間。
◇責任の重さ実感 新人のトップ当選 上越市区牧田氏  
上越市選挙区で新人トップとなった牧田正樹氏(58)は朝、土橋の事務所前で当選御礼の手振りを行った。
 午前7時から50分間、道行くドライバーや歩行者に「おはようございます」「ありがとうございます」と頭を下げた。「たくさんの票を頂いたので責任の重さや、頑張っていかないととあらためて感じている」と表情を引き締めて話した。
 これまでの市議から県議に転身となり、その違いについて「今のところ実感はない。皆さんから負託を受けてというのは一緒。ただ、頂いた票は(市議選の)3倍ぐらいなので、それ(違い)はありますが」と受け止めた。
 同選挙区は国政野党の推薦を受けた3人が当選し、自民議席の一角を崩した。「『市民連合・上越』でずっと一緒にやってきたので、良かったと思っている。市民本位、県民本位の政治にしていかないといけない」と強調。「新潟県議会も改革を進めて開かれた県政、県議会に」と力を込めた。
◇小さな意見拾う 市と県のパイプに 妙高市区八木氏
 9日に投開票された県議会議員選挙妙高市区で初当選した八木清美氏(64)は10日、妙高市役所で当選証書を受け取った。「小さな意見を拾っていく」と語り、県議としての意気込みを語った。
 当選から一夜明け、祝福のメッセージが多数届いたという。「当選直後は責任を重く受け止めていたが、今は次の活動に向けて、何をしたらいいのか考えている」と意欲を燃やした。
 市政と県政の連携には「城戸(陽二)市長と同じ方向を向いている。タッグを組み、市の声を県に届け、県から必要な支援を市に届ける」とパイプ役を務めることを強調した。
 県議会での会派入りについては「今のところは無所属。リベラル系か無所属でいきたいが、基本的には保守系」と語った。

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