カローリング楽しみ10年 滑川老人ク、NCリーグ参加チーム10→32 口コミで増え3倍に

狙いを定めてジェットローラを滑らせるNCリーグの参加者

 富山県の滑川市カローリング協会が主催するリーグ戦「NCリーグ」が始まり、ことしで10年の節目を迎えた。市内の老人クラブメンバーが3人一組で参加。当初は10チームから始まり、今では32チームが参加するまでになった。10日は2023年度最初の試合が市総合体育センターであり、約110人が声をかけ合い、笑顔で競技を楽しんだ。

 カローリングは、氷上でプレーするカーリングを気軽に楽しめるようにした室内競技。「ジェットローラ」と呼ばれるカラフルなローラー付きの円盤(直径約25センチ、重さ約2キロ)を、的に向かって滑らせ、得点を競う。

 NCリーグは滑川市内でプレーする人が増え始めた2013年、こうした愛好者の提案で始まった。2、8月を除いて月1回集まって試合を行い、年間の総得点を競っている。口コミで参加者が増え続け、10年間で開始当初の約3倍になった。

 10日に行った23年度初回の試合には、32チームが参加。22年度の獲得点数が最も多かったチーム「ミックスジュース」(浜加積地区)などを表彰した。市カローリング協会の柿澤清喜会長(81)は「適度な運動量があり、仲間とコミュニケーションを取り合って笑顔で楽しめるのが魅力」と話している。

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