茨城・取手市長選 まちづくりや子育て支援 立候補予定者が公開討論

公開討論会で主張を展開した取手市長選の立候補予定者の2人=取手市寺田の市福祉交流センター

16日告示、23日投開票の統一地方選で行われる茨城県取手市長選を前に、立候補予定者による公開討論会が10日、取手市寺田の市福祉交流センターで行われた。立候補を予定する2人が、まちづくりや子育て支援など、政策上の争点となり得るテーマに沿い、それぞれ主張を展開した。茨城南青年会議所が主催した。

討論会には、いずれも無所属での立候補を表明している、元県議の中村修氏(61)と、元市議の小池悦子氏(47)=抽選順=が出席した。

子育て支援充実を巡って、中村氏は「子育てに特化した部の創設も有効」、小池氏は「保護者の経済的な軽減を図る施策が大切」と述べた。

取手駅西口再開発後の必要な施策について、小池氏は「全体でにぎわいをつくる政策が必要。民間の再開発事業だけでなく、今あるほかの空きビルの再生と合わせ共存共栄でつくり出すこと」、中村氏は「駅西口の開発後に求められるのは自由通路。回遊性を図ることでにぎわいをつくる。そして桑原地区の開発。総合的にやっていくことが必要」とそれぞれ主張した。

討論の様子は、インターネットでライブ配信されたほか、投票日までアーカイブ配信される。

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