デサント水沢工場を新築 「水沢ダウン」製造、2025年稼働へ

 

 スポーツ用品大手のデサント(本社大阪市、資本金38億4620万円、小関秀一社長)は、看板商品の高級ダウンジャケット「水沢ダウン」を製造する奥州市のデサントアパレル水沢工場を新築する。現施設の老朽化を受けて生産効率と品質を高める形で規模も拡大し、生産能力の強化も可能なスペースを確保する。約30億円を投じ、2025年7月の稼働を目指す。

 新工場は現施設の隣接地で24年3月の着工を予定。鉄骨造り平屋、延べ床面積は既存工場の1.8倍の約6千平方メートル。生産設備や休憩ルームなどを刷新し、従業員の大半を占める女性も働きやすい環境を整える。生産効率を高めることで品質向上とブランド力に磨きをかける狙い。

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