アルパカのモコ死ぬ 盛岡市動物公園ZOOMO、有害植物食べたか

来園者の人気を集めていたアルパカのモコ(盛岡市動物公園ZOOMO提供)

 盛岡市新庄の市動物公園ZOOMO(辻本恒徳園長)で飼育していた雌のアルパカのモコ(9歳)が死んだ。有毒植物を食べたことが原因とみられる。

 同園によると、モコは6日に新しい放飼場に入り、同日昼ごろは元気に草を食べていた。夕方に職員が獣舎に戻す際、地面に座り込む姿を発見。放飼場を調べると有毒植物のアセビの新芽を食べた形跡があり、モコの体内から毒素を排出させる治療に取り組んだが、回復しなかった。

 放飼場は20日のリニューアル開園のために、約1年前に従来の1.5倍に面積を拡大。アセビの木は造成時にほとんどの枝を剪定(せんてい)したが、6日には葉が出ている状況だった。現在は根ごと抜いて撤去した。

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