お笑い芸人「TKO」激動の半生を描いた、TKO×浜口倫太郎・著『転落』が幻冬舎より刊行される。 ペットボトル事件、約7億円の投資トラブル。TKOとは何者なのか? そして、お笑い芸人とは何なのか? お笑い芸人TKO波乱万丈の半生を、二人へのインタビューを基にして小説家・浜口倫太郎(『22年目の告白』etc.)が笑って泣ける物語に仕上げた一冊だ。
千原ジュニア 推薦コメント
アホの友達二人から「本出すから読んでくれへんか?」って頼まれた。
読んだ。一気に読んだ。俺もアホの友達二人に頼もかなぁ。
「この本映画化させてくれへんか?」
物語紹介
1987年、大阪の大東市。
地元で人気者だったヤンチャな少年、木本と木下は、ダウンタウンのライブを目にする。
地を揺らす衝撃。鼓膜を破りそうな歓声。
「カッコええなぁ……」
彼らは芸人になることを決意し、松竹芸能へ入所する。
しかし待っていたのは、鳴かず飛ばずの日々。
『よゐこ』『千原兄弟』など天才たちに打ちのめされ、一念発起し東京進出を目指すも失敗。
公園でダンボールを敷いて寝る始末……。
しかしついに『爆笑レッドカーペット』でブレイク。
やっと花開いたかと思ったが、木下が「ペットボトル事件」を起こし、松竹芸能を退社。
そして、木本も……。
著者略歴
浜口倫太郎(はまぐち りんたろう)
小説家、放送作家、漫画原作者。1979年、奈良県生まれ。放送作家として『ビーバップ!ハイヒール』(ABCテレビ)、『クイズ!紳助くん』(ABCテレビ)、『たかじん胸いっぱい』(関西テレビ)などを担当。2010年『アゲイン』(のち、『もういっぺん。』に改題して文庫化)で、第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、小説家デビュー。『22年目の告白 -私が殺人犯です-』(2017年4月、講談社) が20万部を超えるベストセラーとなる。その他著書多数。
TKO(ティーケーオー)
木本武宏(きもと たけひろ)と木下隆行(きのした たかゆき)によるお笑いコンビ。1990年結成。TBS系『キングオブコント』ファイナリスト(2008年、2010年、2011年、2013年)。コント経験を生かし、バラエティー以外にもドラマ、映画など多数出演するも、両者ともに不祥事を起こし、松竹芸能を退社。現在は再びコンビとして、フリーで活動中。 公式ホームページ:https://tko-official.jp/