<さいたま市議選>新議員60人決まる…最年少は25歳、最年長は83歳「新人」 女性当選者、過去最多の16人に

さいたま市議選 党・会派別当選者数

 さいたま市議選(10選挙区=定数60)は9日、投開票が行われた。前回2019年より11人多い90人(現職50、元職1、新人39)が立候補し、新しい議員60人が決まった。当選したのは、自民19人、立民12人、公明11人、共産6人、社民1人、諸派1人、無所属6人。維新は4人が当選し、初めての議席を獲得した。投票率は38.78%で、過去最低だった前回の38.16%を0.62ポイント上回った。

 当選者の新旧別は、現職45人、新人15人。女性は立候補した21人(現職10、新人11)のうち、16人(現職9、新人7)が当選し、同議会では過去最多の人数、割合26.7%も過去最高となった。党派別では、自民2人、立民7人、公明2人、共産4人、無所属1人。立民と共産の当選者は、女性が過半数を上回った。

 自民は現職20人、新人2人の計22人を擁立し、19人が当選した。定数減となった桜区で、元議長の現職島崎豊氏(53)、浦和区の現職玉井哲夫氏(68)、中央区の新人鈴木昭一氏(69)が落選した。

 立民は現職9人、新人4の計13人が出馬し、12人が当選した。岩槻区の現職高野秀樹氏(62)が落選した。

 公明は現職9人、新人2人の計11人が立候補し、全員の当選を果たした。

 共産は現職5人、新人5人を擁立。現職は全員当選したが、6議席にとどまった。

 議席のなかった維新は新人7人を擁立し、4人が初当選した。北区の新人堀川友良氏(25)は今回の最年少。

 諸派の地域政党さいたま未来プロジェクトは現職2人、新人3人の計5人が出馬し、現職1人が当選。南区の現職土井裕之氏(51)が落選した。

 国民、参政は議席を獲得できなかった。無所属は18人が立候補し、6人が当選した。南区の現職冨田かおり氏(44)が落選した。

 岩槻区で当選した社民新人の佐藤征治郎氏(83)は元岩槻市長で、今回の最高齢となる。

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