国道5時間以上通れず 和歌山県みなべ町で重機倒れ電線に、停電も

電線の復旧工事をする事業者(10日、和歌山県みなべ町西本庄で)

 10日午後1時20分ごろ、和歌山県みなべ町西本庄で、国道424号を走っていたトラックが積載していたパワーショベルが国道をまたぐ電線に引っかかり、電柱が倒れた。これにより国道が、約5時間半にわたって通れなくなり、周辺と高城地域の約440世帯が4時間以上にわたって停電した。

 田辺署などによると、現場は天王神社そばの急カーブで、清川方面から走ってきたトラックが積載していたパワーショベルが電線に引っかかった。電線の高さは地上から約4.5メートルだった。トラックもパワーショベルも大きな損傷はなく、運転者にけがはなかったが、電柱が倒れて国道をふさいだため、車両が通れなくなった。

 県日高振興局建設部は同日午後2時45分から7時まで、西本庄―気佐藤の約4.3キロ間を全面通行止めにし、その後、8時45分まで片側通行制限にして対応した。通行車両は、町道や県道を使って迂回(うかい)した。

 関西電力送配電によると、停電は同日午後2時13分に発生し、西本庄や東本庄、滝、熊瀬川、高野の民家などが影響した。午後6時34分に復旧した。

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