大槌で台湾・日本漫画作家の色紙展 震災、コロナ支援の感謝込め

台湾と日本の漫画家233人が描いた色紙が展示されている会場

 「ありがとう日本」「謝謝台湾」。東日本大震災や新型コロナウイルス禍の支援に対する感謝を伝えようと、台湾と日本の漫画家233人が描いた計228枚の色紙が大槌町末広町のおしゃっちに展示されている。東京に続き、本県で初開催。関係者や町民らは漫画文化を通じた友好関係の発展へ期待を寄せる。

 「漫画の絆 台日色紙展」は、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターが主催。同町は震災後、災害公営住宅建設や保育園再建などで台湾の組織から多額の支援を受けており、開催が決まった。

 色紙は、台湾の巡回展やアニメフェスティバルでも展示され、キャラクターと共に復興支援やワクチン提供への感謝が込められた言葉が並ぶ。日本からは「島耕作」シリーズで知られる弘兼憲史さんや、「テニスの王子様」の作者許斐(このみ)剛さんなどが寄せた。

 16日まで。展示は午前9時~午後10時(最終日は同5時)。入場無料。火曜休館。

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