カエルでゴルフのまちPR 和歌山県印南町、クラブヘッドカバー作る

「カッくん」 「エルちゃん」をデザインしたゴルフクラブのヘッドカバー

 和歌山県印南町は、町内に3カ所あるゴルフ場を地域資源の一つとして町をアピールしていこうと、同町のマスコットキャラクター「カッくん」「エルちゃん」をデザインしたゴルフクラブのヘッドカバーを作った。「ゴルフのまちいなみ」の発信に役立てる。

 町内には、いなみカントリークラブフジ(印南)、ラ・グレースゴルフ倶楽部(古井)、紀南カントリークラブ(南谷)の3ゴルフ場がある。同町のふるさと納税の返礼品として昨年度、ゴルフ場利用券を設定したが、町企画産業課によると、返礼品のうちでも利用券を選択する人が目立っているという。

 カエルのキャラクターに絡めて「スコアを塗りかえる」「若がえる」「無事にかえる」とアピールしている。黄緑色のカッくん、リボンを付けた黄色のエルちゃんを各250個作った。ふるさと納税返礼品の品目として来年度から設定するほか、1個3300円(税込み)で各ゴルフ場で販売している。

 この他にも、町内の事業所が町オリジナルのゴルフボールを作るなど、ゴルフ場を生かした町のPRが盛んになっているという。町は「スタンプラリーやコンペなどゴルフを生かして活性化に取り組んできたが、ヘッドカバーも町のPRグッズとして役立てていきたい」としている。

© 株式会社紀伊民報