道後温泉、来夏に全面再開 19年から本館改修工事

工事用のテントで覆われた道後温泉本館=11日午後、松山市

 松山市は11日、改修工事中の道後温泉本館の営業を2024年7月に全面再開できる見通しになったと発表した。国の重要文化財に指定されている道後温泉本館には「神の湯」「霊の湯」の2種類の浴場があり、改修工事は19年1月以降、一部で営業を続けながら実施している。

 再開後は2、3階部分の休憩室などを利用できる。本館を覆う工事用のテントは今年11月ごろをめどに取り外す。野志克仁市長は11日の記者会見で「多くの人に来てもらい、地域活性化につながれば」と話した。

 当初は24年12月ごろに再開する予定だったが、コロナ禍で休館日が150日を超えたことなどから工事が進み、再開を前倒しできると判断した。

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