仙台市と宮城・塩釜市が共同浄水場整備で基本協定 老朽化の4浄水場を統廃合

仙台市と宮城県塩釜市は、老朽化した4つの浄水場を統廃合して仙台市青葉区に新たな共同浄水場を建設するための基本協定を結びました。

仙台市と塩釜市は、青葉区にある国見浄水場、中原浄水場、熊ヶ根浄水場と、塩釜市の梅の宮浄水場を廃止し、中原浄水場の敷地内に新しい共同浄水場を建設します。

基本協定には、共同浄水場の工事や送水管など整備にかかる約657億円のうち9割を仙台市が1割を塩釜市が負担することや、仙台市が工事を行うことが盛り込まれました。 このうち共同浄水場の工事費用は約372億円で、既存の施設を両市が単独で更新した場合に比べて2割ほどコストを抑えることができるとしています。

郡和子仙台市長「(共同浄水場の整備で)市民の皆様方にとっても利便性が高まりますし、安心も構築されるものと大きな期待を寄せているところです」

佐藤光樹塩釜市長「広域で連携しながら、もしくは県全体で水道の今後のあり方を考えながら、一つ一つ歩を進めていくことが必要なんだろうと」

協同浄水場は、2036年度の利用開始を目指しています。

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