大型商業施設「ゆめタウン諫早」 2026年度開業に変更 

 長崎県諫早市長野町で地元準備組合が進めているイズミ(広島市)の大型商業施設「ゆめタウン諫早」(仮称)を核とした区画整理事業計画で、組合構成員でもある同社は11日、2025年度を目標としていた開業時期を26年度に変更することを明らかにした。決算会見で示した。
 同計画を巡っては、開発に必要な地区計画案の都市計画決定時期について、市は6月を目標に法令手続きを進めている。
 三家本達也副社長は会見で、22年度中に都市計画決定があるとの想定だったとし、建築期間などを考えると25年度開業は困難とした。その上で「遅れたとの認識はない。最初の25年度はあくまでも私たちの試案だった」と述べた。
 地元地権者らでつくる市長野土地区画整理準備組合によると、計画地は島原道路長野インターチェンジ(IC)に直結する約19.4ヘクタール(開発面積約18ヘクタール)。現在は大半が市街化調整区域に当たるため、開発には都市計画法に基づく地区計画の都市計画決定が必要になっている。
 同組合は取材に「計画そのものに変更はない。しっかりしたものを造っていきたい」とした。


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