なぜ権田修一はW杯後にGKグローブのメーカーを変更したのか 吉田麻也が持論で理由を解説

昨年末のワールドカップで日本代表の守護神として活躍した権田修一。

カタールでは、老舗であるUhlsportのGKグロープを使用していたが、今年からReuschというメーカーに変更している。

そうしたなか、W杯をともに闘った吉田麻也がプロ選手の用具契約について教えてくれた。

TOKYOFMをキーステーションに放送中の「チャレンジ&カバー」で、「小学生の息子が権田選手のファンで、同じメーカーのGKグローブを使っていましたが、今シーズンから別のメーカーのグローブを使っています。選手がメーカーを変えるのは、どんな時でしょうか?」との質問にこう答えていたのだ。

GKはちょっと特殊で、僕ら(フィールドプレイヤー)がシューズの契約をしていると、僕はMizunoさんを履かせてもらってますけど、Mizunoだけじゃないですか。

GKの場合は靴はMizunoだけど、グローブは違うところと契約できるんですよね。

だからGKは特殊なんですけど、権ちゃんは今回からメーカーを変えていたと。

でも、お子さんが自分に合うものを使うのが一番いいと思いますよ、僕は。

シューズやGKってよりマッチしたものだったり、より評価してくれるところのを使うっていうのがプロにとっては当然のことなので。

W杯の後に条件がよかったのかもしれないし、それよりもいいと思うメーカーが出てきたのかもしれないし。

権ちゃんはどっちかというと、物の品質にこだわるタイプの選手だと思いますけど。

プレースタイルとか年齢とか考え方によって、用具に求める要素はそれぞれ変わってくるるんですけど、大きく言ってふたつだと思います。

契約の待遇がいいか、物の品質がいいか。これはおもしろいことに皆が皆、物の品質を求めるわけではないんですよ。

ある程度、かっこいいかどうか、お金を払ってくれるかどうかっていう方で判断する選手もいます。

僕は18歳の時からMizunoさんにずっとお世話になっていて。僕が一番求めるのは品質なので、品質でいえば、Mizunoさんが一番、間違いないと。

当時は物品提供だけでしたけど、代表に入るようになってW杯に出るようになって待遇の面でも評価してもらってるようになっているので、これが一番いい形じゃないかなと僕は個人的には思ってます。

選手本人から用具契約の話が聞けるのはなかなか珍しいかもしれない。

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なお、ReuschのGKグローブは、ウーゴ・ロリス(トッテナム)、ヴォイツェフ・シュチェスニ(ユヴェントス)、W杯で日本と対戦したクロアチア代表GKドミニク・リヴァコヴィッチらが使用している。

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