日本人75万人減、過去最大 総人口12年連続マイナス

新生児室の赤ちゃん=2022年12月15日、熊本市で撮影

 総務省が12日公表した2022年10月1日時点の人口推計によると、外国人を含む総人口は1億2494万7千人で、前年より55万6千人減った。マイナスは12年連続。日本人は75万人減の1億2203万1千人で、比較可能な1950年以降で最大の落ち込みだった。少子化対策の拡充や、人口減に対応した社会システムの構築が急務となる。

 都道府県別では、東京を除く46道府県で人口が減少した。沖縄は0.01%減で、1972年の日本復帰以降、初めてのマイナス。

 働き手の中心となる15~64歳は29万6千人減の7420万8千人。全体に占める割合は59.4%で、過去最低だった前年から横ばいだった。

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