「unknown」主題歌「KANASHIBARI feat.ao」のデジタル配信リリースが決定。RADWIMPSがフィーチャリングボーカルに16歳のaoを起用

テレビ朝日系で4月18日にスタートする連続ドラマ「unknown」(火曜午後9:00)。その主題歌となるRADWIMPSの新曲「KANASHIBARI feat.ao」が、放送開始同日にデジタル配信リリースされることが分かった。

高畑充希と田中圭がダブル主演を務める「unknown」は、重い秘密を抱えた2人が愛し合うラブストーリーに凄惨(せいさん)な連続殺人事件が絡み合う、“究極の愛”を問う完全オリジナルのラブサスペンス。制作を手掛けるのは、空前の大ブームを巻き起こした「おっさんずラブ」シリーズの制作陣で、数々のヒット作を手掛ける貴島彩理プロデューサーを筆頭に、脚本は徳尾浩司氏、監督は瑠東東一郎氏が務める。

公開中のティザー映像でも楽曲の一部が解禁となり話題を集めている「KANASHIBARI feat.ao」は、RADWIMPSが同ドラマのために書き下ろした楽曲。制作にあたり、RADWIMPS・野田洋次郎は「昨年夏頃、プロデューサーの貴島さんとお会いし話をさせてもらいました。主題歌に関してたくさんの思いやキーワードをいただいた中で、僕の中に強く残ったのが『絶望的なラブソング』という言葉でした」と、貴島プロデューサーと綿密に構想を練り上げたことを明かす。加えて、「諦める理由がいくつ生まれようとも、2人で進んでいこうとするこころと虎松の姿に心動かされました。2人の、そしてこの物語に出てくる登場人物みんなの背中を大きな力で押せるような楽曲にしたいと思いました」と曲に込めた思いをアピールしている。

また、今回、フィーチャリングボーカルとして、シンガー・ソングライターのao(アオ)が起用された。aoは、2021年に「Tag」でメジャーデビューした新進気鋭の16歳。22年1月には、Spotifyが選ぶ22年に活躍を期待する次世代アーティスト「RADAR:Early Noise 2022」に選出。さらに、同年3月には小学6年生からの4年間で制作した楽曲を収録した1st EP「LOOK」を発売するなど、今最も勢いのあるアーティストの1人だ。

野田は、aoの起用の経緯について、「aoさんとは今作ではじめてご一緒させてもらいます。この曲の2番を誰かに歌ってもらいたいと漠然と思っていた時、YouTubeで彼女の歌声を耳にし、引き込まれました。まだ高校生と聞いて驚きました。今しかないその声で、この曲を彩ってほしいと思いました。素晴らしい歌をありがとう」と述べ、その並外れた才能に感謝。そして、「音楽的にも、僕一人ではおそらく到達できなかったような面白い楽曲になりました。『unknown』に感謝です。これまでのキャリアの中でもまったく異質な面白い楽曲に仕上がったと思うので楽しみにしていてください」と自信をのぞかせている。

貴島プロデューサーは「RADWIMPSは私の青春でした。学生時代、『有心論』『おしゃかしゃま』を仲間たちと熱唱したり、『なんちって』は自分の曲だと思い込んでみたり、『me me she』を恋人と別れた時に聞いて号泣したり(笑)。そんな、心から敬愛するRADWIMPSに主題歌を描き下ろしていただくなんて、今もまだ夢の中にいる気持ちです」と感激を伝えつつ、「初めてお会いした時、死ぬほど緊張しながら『unknown』を作った理由や、最終話までの物語に込めたメッセージをお話したのですが、びっくりするくらい真摯(しんし)に聞いてくださったことをよく覚えています。メンバーの皆さんが既に脚本をすべて読んでくださっていたことにも感動しました」と振り返る。

続けて「野田さんの音楽作りはセンセーショナルかつ独創的でした。デモが上がるたびに、楽曲とともに野田さんから熱いメッセージが届き、その言葉に毎回胸が熱くなりました。私のわがままなリクエストに対して頭が粉になるくらい考えてくださったことや、どんな思いでこの歌詞にたどり着き、どんな苦悩の末にこのメロディーが舞い降りたか、メッセージからあふれ出す野田さんの“激情”が伝染してくるようで、そのとんでもない狂熱に心が震えました。このドラマもこの曲も“挑戦”だと思います。ドラマは3カ月で終わるけれど、音楽は永遠に歌い継がれる。『KANASHIBARI』は野田さんの言葉で紡がれるもう一つの『unknown』だと思います。この“愛”の歌が、多くの人の心に、ドラマとともに突き刺さりますように」とメッセージを寄せている。

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