米オバマ元大統領の折り鶴 同じデザインの折り紙を復刻販売へ 広島市の印刷会社

2016年、アメリカ・オバマ元大統領が広島を訪問した際、原爆資料館に持参した折り鶴に使われた同じデザインの折り紙が、広島で復刻販売されることになりました。

2016年、オバマ元大統領は広島訪問の際、折り鶴4羽を寄贈していました。このうち、寄贈された2羽の折り鶴の折り紙を販売していた大阪の会社が倒産し、折り紙も廃版になっていました。

今回、倒産した折り紙会社の印刷を請け負っていた会社(阪神印刷)が、廃版になっていた折り紙のデザインを広島市の印刷会社(ハラダ印刷)に提供。元大統領が持参した折り鶴に使われたものと同じデザインの折り紙が、広島で復刻販売されることになりました。

折り紙のデザインを提供 阪神印刷 藤田歩 代表
「(オバマ訪問は)ものすごく広島の人にとっては大きいことだから残しておかなければと」

折り紙を復刻販売 ハラダ印刷 原田正樹 取締役
「このデザインを絶やさないようにするのが役目だと思っているので、消さないようにがんばる」

折り紙は2種類で、今月末から県内のみやげ店などで販売が開始される予定だということです。

© 株式会社中国放送