「合理的にあり得ない」天海祐希が明言!「見どころは全部」。松下洸平の変装シーンもアピール

フジテレビ系で4月17日スタートの連続ドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」(月曜午後10:00)の制作発表が行われ、主演の天海祐希、共演の松下洸平、白石聖、中川大輔、丸山智己、仲村トオルが出席した。

「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」は、柚月裕子氏の小説が原作。頭脳明晰(めいせき)で変装の達人である探偵・上水流涼子(天海)がIQ140を超す相棒・貴山伸彦(松下)とタッグを組み、さまざまな依頼を超大胆な方法で解決していく。不条理がまかり通る現代の“あり得ない”敵を、“あり得ない”手段で葬る、極上痛快エンターテインメントだ。

天海は「頭脳明晰な元弁護士という設定ですが、結構バタバタと撮影をやっております」と報告し、キャスト陣の七変化にも触れ、「1話で何着着替えたのかな?と自分でも忘れるくらい着替えています。これからも増やされるのではないかと思うと怖い」と戦々恐々。さらに、松下の証券マン変装について「お姉さま方も楽しみにしていてくださいね(笑)」とアピールした。

松下は「役柄の紹介をしていただくたびに、背筋が伸びる思いで、『自分はIQ140なんだ』と言い聞かせて撮影に臨んでいます」と明かし、「ある依頼者との感動的なシーンで、ふと振り返ると(白石が)号泣していた」と撮影時のエピソードを紹介すると、天海は「気が付いたら顔を真っ赤にして泣いていて。こういうのがいい現場だ!と、私も感激しました」と若手の熱演に痺れた様子。これには、当の白石が「もともと涙のシーンでは(感情を)もらいやすいし、(自身が演じる)久実ちゃんが共感しやすいタイプの役柄かなと思っていたので、そこも相まって誰よりも泣いていましたね…」と振り返った。

また、松下の印象を聞かれた仲村は、約10年前に初共演した際に、「この子、きっと来る(ブレークする)な~」と思ったそうで、「案の定、来たんですけど、ここ2年ぐらいの舞台などを見ていると、『洸平! 来すぎだよ!』って危機感を感じるぐらいです」と話し、松下の目覚ましい活躍ぶりに目を細めた。

そんな松下とのシーンが多い中川は、音楽活動もしている松下のライブを実際に見に行ったとのことで、ドラマの撮影で見せている演技の様子からはかけ離れたハイテンションぶりに驚いたようで、「ちょっと人間不信になって。どっちがホントなの?」と聞いて、会場の笑いを誘った。

1日の撮影スケジュールにおいて、途中の時間帯から参加することが多いという丸山は、「撮影のスピードが早いとは聞いていたけれど、こんなにも早いものなのか? 歴代1位ぐらい」と撮影の順調な進み方に驚いたそうで、「夕方入りの時は、朝からソワソワしている」と告白。これに対して、「早く終わるためにやっているわけじゃないんです。まず、私の予定はないです!」と天海が笑わせつつ、「お芝居の勢いとか、みんなのモチベーションが落ちないように、スタッフの皆さんが余すところなく丁寧に拾ってくださる。非常に集中力の高い現場なんです」と話し、チームワークのよさを伺わせた。

最後に、天海があらためて「見どころは全部。とにかく原作も面白くて、涼子と貴山がちょっとずつお互いを信頼していく様子だとか、ページをめくる手が止まらなくなるようなイメージが伝わるといいなと思います」と期待を寄せた。

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