『ヒプマイ』中王区「Verbal Justice」発売! 東方天乙統女役・小林ゆうインタビュー「この曲を聴いて“言の葉党”の党員になってください」

4月12日に発売の『ヒプノシスマイク –Division Rap Battle-』新CD、中王区“言の葉党”「Verbal Justice」
内閣総理大臣、中王区「言の葉党」党首として『ヒプマイ』の女性陣を引っ張る、東方天乙統女(とうほうてん おとめ)役 小林ゆうさんにお話を伺いました。
4月15日、16日に開催される、9th LIVE 《ZERO OUT》への意気込みも!

▲東方天乙統女役・小林ゆうさん

「Verbal Justice」を聴きながら街を闊歩

――4月12日に中王区“言の葉党”のCDが発売されますが、中王区のCDの出来はいかがでしょう?

小林ゆう(以下同じ) 初めての中王区のみのCDで中王区の音楽をお客様に聴いていただけることに感謝しています。以前、中王区の3人で歌ったのは「Femme Fatale」という曲で、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- Official Guide Book』の初回限定版に同梱されていました。そこからさらに進化して、今回は中王区3人の「Verbal Justice」のほかに各キャラクターのソロ曲もご用意していただいて……。ひとえに『ヒプノシスマイク』の素晴らしさに、ただただ圧倒されています……!

――中王区メンバーの3人で歌う、「Verbal Justice」を初めて聞いた印象は?

楽曲をいただいたとき、もう本当に驚いてしまって。こんなに素敵でかっこいい曲を歌わせていただけるなんて、と。
音楽はもちろん、Awichさんの書かれている歌詞の内容も、東方天 乙統女(とうほうてん おとめ)さま・勘解由小路 無花果(かでのこうじ いちじく)さま・碧棺 合歓(あおひつぎ ねむ)さまが抱えてきたものや葛藤、そして生き様がいろいろな角度から綴られています。そのリリックを私たちに託してくださったんだ、というのを強く感じました。
無花果役のたかはし智秋さんや、合歓役の山本希望さんとも「すごい曲だね」というのをお話して、こんなにすごい曲をいただけたことを喜び合っていました。
この曲は、聴きながら街を闊歩するのにピッタリだと思います。聴きながら、皆さんにも一緒に「中王区!」と叫んでいただけたら嬉しいです(笑)。

――その「Verbal Justice」、レコーディングはいかがでしたか?

レコーディングは私が最初だったと思います。ですので、おふたりのパートがどうなるのかたくさん想像しながら歌いました。すでに「Femme Fatale」やライブでご一緒はしていたので、レコーディング中もおふたりの声が聞こえるような感覚で歌うことができました。歌のレコーディングはひとりずつすることがほとんどですが、心はひとつ! という思いでした。

――「Verbal Justice」は「Femme Fatale」よりさらに中王区の王者感が強くなっていると思うのですが、実際に歌われて感じた2曲は?

そうですね、序盤からグッと心を掴まれて、皆様をお連れするようなイメージがあります。
私も心を掴まれてしまったひとりなんですけど(笑)。
「Verbal Justice」は流れるような気持ちの良さはありつつ、女性の強さ、覚悟のようなものが感じられる曲だと思いました。
私のバースに関して言えば、乙統女さま節が炸裂していますよね。威厳があって、ゆったりとそれでいて静かなる強さを持って乙統女さまが語りかけるようなイメージもあり、信念に基づいた正義を先頭に立ち声高にお伝えしているようでいて、自分自身にも仰っているような印象も受けました。

上品で麗しいけれど、高圧的で隙がない、「Femme Fatale」のときにはまだ見せていなかった面が「Verbal Justice」には出ていると思います。そんな新しい乙統女さまと出会えて感動しています。
レコーディングでは、Chaki Zuluさんがディレクションしてくださったのですが、「乙統女さまらしくていいですね」と、歌自体は1テイクめでOKをいただくような場面もありまして。
そのあと、サビなどはメロディラインを変えた別のパターンをその場でご提案いただき、何度かトライさせていただいたりしました。
英語のパートなどはいろいろなパターンを録ってみて、乙統女さまの可能性も模索できたと思います。その場で生まれたものを大切にするレコーディングでした。

――レコーディングから生まれたものもあるんですね。

はい。実は、私は以前からAwichさんの曲が好きで聴かせていただいていたので、今回まさか中王区の曲をAwichさんが作ってくださるなんて……! と驚いてしまって。
しかも、仮歌はAwichさんご自身が歌ってくださっていたんですよ……! これはもう仮歌という名の宝物です。
Awichさんのリリックから生まれた3人の曲を、大切に歌わせていただきました。

「Just do it」はヒプマイでもトップの難しさ

――乙統女さまのソロ曲「Just do it」はカッコイイ曲になっていますが、音源を聴かれた際や歌われての印象は?

こちらは、作詞・作曲のMARIAさんがディレクターさんと一緒に「乙統女さまらしさ」をレコーディングの日間近まで突き詰めてくださったことに感謝しました。楽曲をいただいてからレコーディングまではあっという間だったのですが、終わってみてから感慨深さが広がって……。
最初に音源を聴いたとき「こんなに難しい曲、聴いたことないです!」と思っていたら、いつも『ヒプノシスマイク』の曲を録られているミキサーさんにも「これはトップクラスに入る難しさだね」と言われて。
自分だけが難しいと思っているんじゃなかったんだ、とどこか安心しました(笑)。
でもその難しいところがすごくカッコいいところなので、ラップに関して複雑に聴こえる箇所をどうなっているのかひとつひとつ解剖する作業が難しくもありやりがいがあって楽しくもありました。最初に楽曲を聴いたときは、エミネムさん「Lose Yourself」のサビに行くまでの流れと近い印象を受けて。
「来るぞ来るぞ」というのを分からせてくれない感じが恐縮な言い方ではございますが、玄人好みなと申しますか、通好みな曲なのではないかな、とも思いました。

――「Just do it」のディレクションで印象に残っていることがあれば教えてください。

思い出がありすぎて……(笑)。
ラップを畳み掛けるようなガンガンいく感じとか、分かりやすく韻をふむようなタイプの曲ではなく、自分の感情を読み取らせない乙統女さまらしさや、強者の特権がラップになっているまさに言葉の羅列が凄まじい楽曲です。
そこが一見フラットに見えるかもしれないのですが、そのなかに仮歌ではMARIAさんの緻密で壮大な素晴らしい技巧がたくさん詰め込まれた曲なので、乙統女さまの覚悟が見えます。
クーデターを起こして、大切な方たちとの別れを経験して、それでも孤独と背中合わせで頂点に立つ孤高のひと東方天乙統女でなければ、このラップは出てこないんじゃないかと思います。
最初から最後まで、ひとつも優しいところがないんです!
歌う私にも優しくしてくれない、さすが乙統女さま!(笑)

「猶予与えない“H”のプロジェクト 生半可な覚悟速攻アウト」ではいつもの表情とは違う感じが見え隠れしていますし、ラストの「もう誰かの為だとか 綺麗事はいわない この手で変えてみせて 己に誓ったwhole brand new world」では、ディレクターさんから今までに見せなかった乙統女さまの一面を出したいとお話をいただきまして、どう歌うのがベストかたくさん考えてレコーディングに臨みました。

MARIAさんの日本語と英語が入り混じるところ、とても素敵で最高に気持ちいいんですよね。でも、そのMARIAさんが私に託してくださいました素敵なフローが私が今まで歌ったり、聴いたりしたことのない未体験なものだったので、大変恐縮ながら1回聴いただけでは分からなかったんです。その素敵な部分をどう歌えばいいのかが……。

それを乙統女さまらしく落とし込んでいくのに、全力投球しました。そういう風にこの楽曲に対して試行錯誤させていただきながら打ち込む時間はあまりにも贅沢で本当に素晴らしい経験を積むことができて、本当にありがたい時間だったと心から感謝しております。
私が大好きな東方天乙統女さまとして、こんなに素敵な曲を歌う機会をいただけて、本当に幸せでした。

歌うたびに乙統女さまの孤独を感じる

――4月15日、16日に開催される、9th LIVE 《ZERO OUT》への意気込みをお願いします。

『ヒプノシスマイク』のライブには以前から出演させていただいていますが、毎回圧倒的なスケールとお客様の熱い愛を感じています。
私ども中王区は、各ディビジョンの皆様の敵となるポジションなので、各ディビジョンを応援するファンの皆様からすると、ちょっと怖い存在として疎まれても仕方ない立場にあるように感じております。

でも、恐縮ながら乙統女さまを筆頭に中王区メンバーはたくさんの辛い経験を重ねてきた女性たちでもあります。
そんな多くの傷を持つ女性の味方・乙統女さまと無花果さん、合歓さんのことも何卒応援していただくことが叶いましたら、こんなに嬉しいことはございません。
乙統女さまは、内閣総理大臣、中王区「言の葉党」党首として頂点に立つ方ですが、同時にたくさんのものを失い孤独を抱えていらっしゃる……とラップをさせていただくたびに感じています。
レコーディングやライブ前の孤独な練習を経験するたび、「私もこの孤独を大切にしよう。最後まで諦めちゃいけない!」と自分を奮い立たせています。そんな乙統女さまの曲をライブでも精一杯歌います。

――そんな小林さんが今一番注目しているチームやキャラクターは?

とっても難しいですね……。それぞれのディビジョンが個性的で魅力的ですし、素敵なところがたくさんありますが、やっぱり乙統女さまの息子である有栖川帝統さんが個人的には気になっています。
乙統女さまは帝統さんが近くにいても、目の端にも入らないような顔をしていらっしゃいますが、小林個人としてはどうしても気になってしまいます。
乙統女さまがいろいろなしがらみで帝統さんのことを表立って思えない分、私が陰ながら帝統さんのことを考えさせていただくことができたらと思っています。
ただ、勝敗を決めるような部分では、あくまで公正に! ひいき目なしでやらせていただいていますので、皆さんご安心ください(笑)。

――中王区“言の葉党”のCDに向けての意気込み、ファンへのメッセージをお願いします。

私たち3人の血と汗と涙が詰まったこの楽曲。
もちろん、制作に携わられたスタッフの皆様の思いやご尽力もまんべんなく入っております。

ただ、その思いはお客様にお聴きいただいて初めて昇華できるものだと思いますので、皆様にCDをお手に取っていただくのが一番の望みです。

手前みそではありますが、自信を持ってオススメできる中王区“言の葉党”のCD「Verbal Justice」が完成いたしました。
男性の方も女性の方もこのCDをお聴きいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

中王区"言の葉党"「Verbal Justice」 商品概要

中王区"言の葉党"「Verbal Justice」

https://hpmi.lnk.to/VJDG

発売日:2023年4月12日
定 価:2,500円(税込)
品 番:KICA-3298

収録曲:
M1. Verbal Justice/中王区 言の葉党
作詞:Awich 作曲:Awich・Chaki Zulu 編曲:Chaki Zulu

M2.Just do it/東方天 乙統女(CV.小林ゆう)
作詞:MARIA 作曲:A.G.O・MARI 編曲:A.G.O Strings Arrangement : Kyoshi Ikegami Violin:Mio Abe

M3.No Pain, Not to be Strong/勘解由小路 無花果(CV.たかはし智秋)
作詞:大門弥生 作曲:SUNNY BOY・大門弥生 編曲:SUNNY BOY SUNNY BOY for TinyVoice,Production

M4:Independence day/碧棺合歓(CV.山本希望)
作詞:あっこゴリラ 作曲:あっこゴリラ・Nobuaki Tanaka 編曲:Nobuaki Tanaka

M5:Drama Track「No one lives forever」
CAST:東方天 乙統女〈CV.小林ゆう〉 勘解由小路 無花果〈CV.たかはし智秋〉 碧棺 合歓〈CV.山本希望〉 天谷奴 零〈CV:黒田崇矢〉 飴村 乱数(クローン)〈CV.白井悠介〉

ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 9th LIVE ≪ZERO OUT≫

ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 9th LIVE ≪ZERO OUT≫

■日時:
2023年4月15日(土)開場/開演 15:30/17:00
2023年4月16日(日)開場/開演 14:30/16:00

■会場(両日):
東京有明アリーナ
〒135-0063 東京都江東区有明1丁目11-1

■出演:木村昴、石谷春貴、天﨑滉平、浅沼晋太郎、駒田航、神尾晋一郎、白井悠介、斉藤壮馬、野津山幸宏、速水奨、木島隆一、伊東健人、岩崎諒太、河西健吾、黒田崇矢、葉山翔太、榊原優希、竹内栄治、小林ゆう、たかはし智秋
DJ U-ICHI
DAY1ゲスト:大門弥生、あっこゴリラ
DAY2ゲスト:Awich

チケット料金:指定席 ¥13,000円(税込)

■ABEMA PPV ONLINE LIVE

視聴購入URL:
【DAY1】https://abema.tv/channels/payperview-5/slots/9ucZXRHAqSWiDm
【DAY2】https://abema.tv/channels/payperview-5/slots/FJTcpN4yRGN2Es

購入特典:
「2days通しチケット」を購入した方全員に「キャストのサイン入りデジタルフォトブック」をプレゼント

■ライブビューイング

詳細:https://liveviewing.jp/hypnosismic9th-live/

問い合わせ:
HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999(平日12:00~15:00)

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