【新日本×全日本×ノア】11年ぶりの『ALL TOGETHER』開催決定に棚橋弘至「プロレス界からいいエネルギーを発信できたら」

新日本プロレス全日本プロレスプロレスリング・ノアは、4月12日都内にて記者会見を行い、2012年2月19日以来となる『ALL TOGETHER』の開催を発表した。

ALL TOGETHER(オール・トゥギャザー)東日本大震災復興支援チャリティープロレスは、東京スポーツが主催したプロレス興行で、2011年3月11日に起こった東日本大震災の復興支援チャリティーとして、新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアのメジャー3団体による初の合同興行。2011年8月27日に東京・日本武道館にて第1回、2012年2月19日に宮城県・仙台サンプラザホールで第2回が行われた。

会見には新日本は棚橋弘至、全日本は宮原健斗、ノアは清宮海斗が出席。

新日本の菅林会長より「混沌からのリスタートという気持ちを込めて、プロレスの力で元気を発信すべく新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリングNOAHの3団体で、2012年2月以来となる『ALL TOGETHER』を開催する運びとなりました。さらに昨年逝去されました、新日本プロレス創設者アントニオ猪木さんの言葉、”元気があれば何でもできる!”をサブタイトルに据え、追悼の気持ちも込めまして『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』を2023年6月9日金曜日、両国国技館にて開催いたします」と経緯を説明。

主催はALL TOGETHER AGAIN実行委員会でチケットは4月23日日曜日より一般発売開始。また、新日本プロレスワールドのペーパービューにて日本語実況と英語実況でライブ配信される。なお、収益の一部はチャリティーとして寄付をされるとのこと。

棚橋は開催決定を受けて「前回の『ALL TOGETHER』から10年経ちました。今回の大会は、まずプロレスファンの皆さんに、楽しんで欲しい。そして、1人1人が、そのエネルギーを日常に持ち帰って、家族や友人や、仲間に分け与えてくイメージですね。そして、その持ち帰ったエネルギーで皆さんがより良くなっていくイメージ。今回、プロレス界からいいエネルギーを発信できたらと思います」

そして、戦いたい、組みたい選手についての質問には「僕はですね宮原選手と1回全日本プロレスの大会(2019年2月19日ジャイアント馬場没20年追善興行)で組ませていただいて。ちょっと元気の良さで負けたかなっていう悔しさがあるんで、もう1回宮原選手と組んで、俺が俺がと。勝負したいなと思います」

また、宮原と清宮の印象について「まず清宮くん。ビジュアルがいいね、うん。そしてね、20代ね、宮原くんも言ったけども。とてもね動きの良いハツラツとしたプロレスを見せてくれてると思います。そして宮原くん。元気がいい」これに宮原が「顔みたいなのはないですか?」と突っ込む。

すると棚橋「ビジュアルもいいよ。やっぱ発信力かな。いちレスラーとしてね、持ってるエネルギーの底が知れないそういうところが宮原くんへの興味がね、僕も尽きないし、ファンも宮原だったらどこまでやってくれるんだろうっていう期待に繋がってると思います。それで、数式で表すと、清宮くんと宮原くんの間にプラスがあって、ここに(宮原と棚橋の間)イコールがある。清宮君+宮原くんは棚橋という数式がね、成り立つかなと思います」

宮原「今よく理解ができなかったんですけど。マスコミの皆さんは理解したんですか?」

棚橋「2人のいいところを足すと棚橋になるよっていう」

宮原「すごいいいとこ取りじゃないですか。ちょっと勘弁してください、そういうとこちょっとやめてください」

棚橋「そういうとこあるから俺」

宮原「はい、でも『ALL TOGETHER』ですから」

棚橋「でも40代だから、なっ」

最後にサブタイトルがアントニオ猪木さんの”元気があれば何でもできる!”についての思いについて棚橋は「今こういうコロナ禍の状態で、猪木さんだったら、絶対に何か行動を起こすんじゃないかっていうのがイメージできます。だからねそういった想い、行動力。猪木さんだったら何かやってくれるんじゃないないかっていうね。そういうところをね、僕らレスラーで少しでも追いつけるようにしていきたいなと思っております」と語った。

『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』
日時:2023年6月9日(金) 開場16:30 / 試合開始18:00
会場:東京・両国国技館
主催:ALL TOGETHER AGAIN実行委員会

チケットは4月23日(日)より一般発売される。

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