メタリカ、人生で初めて買ったレコードを語る

Metallica – Photo: Jeff Kravitz/Getty Images for P+ and MTV

メタリカ(Metallica)が、2023年4月14日発売のニュー・アルバム 『72 Seasons』を記念して、今週4日間にわたって米人気TV番組“Jimmy Kimmel Live!”にゲスト出演し、毎夜、新曲のパフォーマンスを披露している。その第一夜では、各メンバーが人生で初めて買ったレコードについて語っている。

第一夜のトーク・パートでは、Netflixの大ヒット・ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4の最終話でフィーチャーされた「Master Of Puppets」から、4月27日に開幕する新作を引っ提げての最新ワールド・ツアー“M72 World Tour”、バンドの名曲を題材としたマーチングバンド・コンテストに至るまで幅広いトピックについてバンドが語り、新作『72 Seasons』に関連して、バンドが所有するアナログ・レコードのプレス工場に話題が及ぶと、司会を務めるジミー・キンメルは、それぞれのメンバーに人生で初めて買ったレコードについて尋ねた。

ラーズ:ディープ・パープル

ドラマーのラーズ・ウルリッヒにとっての最初のレコードは、彼が購入した2年前の1971年に発売され、米ビルボード・チャートで32位を記録したディープ・パープルの『Fireball』だという。

「初めてレコードを買ったのは1973年だった。父に連れられてデンマークのコペンハーゲンでディープ・パープルのライヴを観た次の日に、レコード・ショップに行って彼らのアルバム“Fireball”を買ったんだ」

ロバート:サンタナ

ベーシストのロバート・トゥルヒーヨが最初に買ったのは、「Black Magic Woman」を収録したサンタナの『Abraxas』であることを明かし、2枚目のレコードは「Jungle Boogie」を収録したクール&ザ・ギャング 『Wild And Peaceful』だったと付け加えた。

カーク:パートリッジ・ファミリー

ギタリストのカーク・ハメットは「本当は言いたくないんだけど」と笑いながら前置きしつつ、「パートリッジ・ファミリーのクリスマス・アルバムだった。緑色の背景に赤い封筒が描かれたジャケット写真で、それを開くと、パートリッジ・ファミリーのサイン入りのクリスマス・カードが入っていたんだ」と語った。

ジェイムズ:レーナード・スキナード

フロントマンのジェイムズ・ヘットフィールドは、アルバム名を特定しなかったものの、レーナード・スキナード(のレコード)だったと明かした。

また、バンドはこの第1夜で、最新シングル「Lux Æterna」のパフォーマンスを披露している。映像は以下よりご覧いただける。

メタリカのニュー・アルバム『72 Seasons』は、限定盤イエロー・カラー・ヴァイナル仕様の2LP、140gブラック・ヴァイナル仕様の2LPに加え、CD、カセット、デジタルの各形態で4月14日(金)にリリースされる。グレッグ・フィデルマンがジェイムズ・ヘットフィールドとラーズ・ウルリッヒと共同プロデュースを手掛け、77分超えの全12曲を収録した本作は、2016年の『Hardwired…To Self-Destruct』以来、7年ぶりの新作となる。

Written By Rhian Daly

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