つくバス運行ミス 五十嵐市長「深刻に受け止め」 茨城・つくば

つくば市役所=同市研究学園1丁目

茨城県つくば市のコミュニティーバス「つくバス」の運行ミスが相次いでいることを受け、五十嵐立青市長は12日、定例記者会見で「深刻に受け止めている。危機感を組織間で共有し、一緒に解決策を考えていきたい」と述べた。

つくバスは関東鉄道(同県土浦市)が運転業務を担う。2022年度は人的要因のミスが15件に上り、21年度4件から急増した。

五十嵐市長は「ミスがあるたびに市職員がドライブレコーダーを確認するなど対策を一緒に進めている。ミスを減らし、安全運行をしていけるよう協議を続ける」と述べた。

原因については「根本的なところには慢性的な運転手不足もあるのではないか」と指摘。「例えば経験の浅い新人のバス運転手に対して、行政としてのサポートなども考える必要があるかもしれない」と話した。

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