山下美夢有の弟・勝将は石川遼&中島啓太と同組に「めっちゃラッキー」

アマチュアの山下勝将は前年に続いての出場。注目組に入り初日を迎える(撮影/桂川洋一)

◇国内男子◇関西オープン 事前(12日)◇泉ヶ丘カントリークラブ(大阪)◇7038/7051yd(パー71)

開幕前々日の11日(水)正午に発表された予選ラウンドのペアリングを見て、アマチュアの山下勝将(近大3年)は驚いた。同組にアマチュアでツアー優勝し「マスターズ」にも出た中島啓太、そして石川遼がいる。最注目組に組み込まれた。

「めっちゃうれしかった。学生でこんな人たちと回る経験ができるなんて、めっちゃラッキーやないですか」。関西ゴルフ連盟主催でアマチュア24人が出場するオープン競技らしい組み合わせに、大喜びだ。

姉は賞金女王(撮影/桂川洋一)

1つ年上の姉は、国内女子ツアー昨季年間女王の山下美夢有。しかし、ただ“山下美夢有の弟”という訳ではない。昨年9月には下部ABEMAツアー「ダンロップフェニックスチャレンジinふくしま」で同ツアー史上7人目のアマチュア優勝を飾った。「注目組」に組み込まれるだけの実績は残している。

大阪出身だけに、今大会の開催コースは姉の母校でもある大阪桐蔭高時代に1度回った。今週は開幕前日までに練習で1ラウンドをこなし、「グリーンにアンジュレーションがある。狭さがあってOBもあるし、ドライバーばっかりで攻められない。スコアを考えず1打1打をしっかりやっていけば、アンダーパーがついてくるかな」。正直、難しい印象だ。

開幕前日は午後から練習ラウンド(撮影/桂川洋一)

姉が先週の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で今季初優勝を飾ると、即お祝いメッセージを送った。今週は自分の出番だ。「明日は自分が思う以上に、めちゃめちゃ緊張すると思います。ギャラリーさんは石川遼さんを見にいっぱいつくと思う。でも、ほんまに楽しみです」。まずは昨年4度出場して1度もなかったレギュラーツアー予選通過を目指し、全力でプレーをする。(大阪府堺市/加藤裕一)

近大に所属している(撮影/桂川洋一)

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