日本フィル、盛岡で8月公演 東北の夢プロジェクト実行委

公演内容などを協議する実行委メンバー

 日本フィルハーモニー交響楽団(東京都、平井俊邦理事長)と岩手日報社などでつくる「東北の夢プロジェクトin岩手」実行委は8月2日、盛岡市内丸のトーサイクラシックホール岩手(県民会館)でコンサートを開く。

 同市内で11日、実行委の設立総会を開き、13人が出席。委員長に平井理事長、副委員長に岩手日報社の鈴木淳執行役員広告事業局長を選んだ。県内で郷土芸能や合唱に取り組む子どもたちのゲスト出演など、公演の内容を協議した。

 日本フィルは東日本大震災後、被災地訪問を続ける。2019年には東北の夢プロジェクトを立ち上げ、本県などで公演している。福井英次常務理事は「ベースにある被災地での音楽活動を『点』とするならば、それをさらに大きな『面』の活動にして、東北全体のプロジェクトにしていきたい」と見据える。

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