埼玉県警行田署は11日、特殊詐欺で、行田市在住の無職男性(85)が現金1500万円をだまし取られたと発表した。
同署によると、6日午前9時45分ごろから数回、男性方に次男を名乗る男から「携帯電話とかばんを盗まれ、6千万円の小切手も盗まれた」「小切手は銀行で止めたから損害はまだないが、一時的に現金を渡さなければならず、2、3日のうちに返すから貸してほしい」などと電話があった。
信じた男性の代わりに妻が同日午後4時ごろ、自宅を訪れた次男の知人を名乗る女に、現金1500万円を手渡した。現金を手渡した女は年齢が25歳ぐらい。上下黒っぽい服で、肩かけかばんを持っていたという。