岩手県内、マスク脱着の使い分け徐々に 個人判断移行から1カ月

店内でマスクを着ける買い物客。場面ごとの着脱の使い分けが徐々に進んでいる=12日、盛岡市津志田西・ユニバース盛岡南店

 県内でマスク脱着の使い分けが徐々に進んでいる。政府が個人の判断に委ねてから13日で1カ月。接客を伴う職場や人が集まる商業施設では着用する姿が多く「様子見ムード」が続く。一方、運動中は屋内でも外すケースが増え、化粧品店の客足も回復傾向となってきた。流行は落ち着いており、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」となる5月8日以降には、外すことを考えるとの声もある。

 12日朝、小雨が降る盛岡市中央通の官公庁街。足早に勤務先へ向かう市民の多くはマスク姿だった。

 人と対面する職場は相手を気遣い警戒を続ける。ほとんどの客がマスク姿のユニバース盛岡南店(同市津志田西)は全従業員も着用。三上康宏副店長(39)は「まだコロナが収束しているわけではなく、検温や消毒なども含めて対策を継続していく」と説明する。

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