不穏すぎ…『ガンダム 水星の魔女』第13話、スレッタの“大丈夫”が怖い。EDの少女は誰?

2023年4月より放送が始まったアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2。第13話「大地からの使者」では、プラント・クエタ襲撃事件の2週間後が描かれました。

オープンキャンパスの準備に浮き足立つ学園など、スレッタたちを取り巻いているのは意外にも平穏な日常。そんないつも通りの様子を「怖い」と感じた視聴者もいるようで……。さらに新規EDも「不穏すぎる」と話題に。

映像に込められた意味など、さっそく考察がはかどっているようです。視聴者の感想とともに振り返ってみましょう。

※記事の性質上、ストーリー内容に触れています。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』公式サイトより

スレッタの「大丈夫」が怖い…怯える視聴者

衝撃の結末を迎えたSeason1の第12話から3ヶ月。スレッタやミオリネをはじめ、登場人物たちの精神状態を心配する視聴者から多く見られました。
作中ではプラント・クエタ襲撃事件から2週間が経過しており、普段通りの学園生活が描かれています。

しかし事件に巻き込まれた地球寮メンバーは、モヤモヤした気持ちや不安を抱えている様子。そんなメンバーを、スレッタは「大丈夫です。私とエアリアルがついてますから」と励まします。

微笑ましい場面にも思えますが、第12話までのスレッタを思い出し、視聴者の中にはむしろ恐怖を覚えた人も。

CD『slash』

「スレッタちゃんの『大丈夫』が怖すぎて泣いちゃう」、「『大丈夫』って言うときの表情が怖い」、「もう人を殺す戦士としての決意をしているから、学園でその明るさを見せられると怖いんだよな」、「大丈夫なのがやばい」、「瞳孔が開きまくってる……」などの感想が見られました。

ちなみに第13話以前もスレッタの瞳孔が開いている描写は何回か登場しています。とくに母親のプロスペラに言いくるめられている場面や、狂気的な行動をとっているときに多く見られる表情なのです。

明るく振る舞うスレッタですが、プロスペラに電話をするシーンでは、プラント・クエタ襲撃事件での行いを気にしていたことが発覚。それでもプロスペラに肯定されると、「お母さんが言うんだから間違ってないよね」と、あっさり受け入れてしまいました。

視聴者は「スレッタが人を殺したことを一応気にしていて安心したけれど、母親が肯定してくれたから大丈夫、という軽さが心配」、「『お母さんが言うなら大丈夫』で、考えが横にズレてる」など、危うさを感じたようです。

あのスレッタは誰なんだ?不穏なEDに考察が

新規ED『Red:birthmark』(アイナ・ジ・エンド)にも注目が集まりました。
髪を下ろして微笑むスレッタに「かわいい!」という感想が見られる一方で、「あれは本当にスレッタなのか?」と考察する視聴者もいるようです。

「スレッタが上書きされてエリクトにされそうで怖い!」、「母親が昔着けていたものとおそろいのヘアバンドを外しているのは、呪縛から解き放たれたからなのか、エリクトになったからなのかわからない」など、『PROLOGUE』に登場した少女・エリクトを思い出したファンが多数いました。

もしエリクトが生きていたら、第13話の時点ではスレッタよりも年上になっているはず。そのため「表情も大人びたように見えるし、スレッタの中に成長したエリクトがインストールされたのかも」と予想する人も。

ほかにもエアリアルにスレッタが貫かれるようなシーンや、ミオリネに触れられずにすれ違うカット、スレッタが分裂して踊っているような演出など、不穏な描写が満載のED映像。本編を見ていくうちに、だんだんと謎が明らかになるかもしれません。

次回は第14話「彼女たちのネガイ」を放送予定。タイトルの「彼女たち」は誰を表しているのか、予想しながらオンエアを待ちましょう!

(執筆:ハシビロコ)

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