Jリーグ秋春制移行報道にJクラブ社長が反応 「まだ何も決まっていないのに何故」「判断材料の整理もこれから」

一部メディアによって報じられたJリーグの「秋春制移行」報道が波紋を呼んでいる。

スポーツニッポンは本日、複数のJリーグ関係者として「遅くとも2026年秋には秋春制をスタートさせる可能性が高くなった」と報道。「ほぼ全てのクラブが秋春制移行に同意、または容認する姿勢を見せている」と伝えている。

Jリーグの秋春制移行についてはこれまでも何度か話題に上っており、2017年のJリーグ理事会で一旦は否決された。

ただ、AFCチャンピオンズリーグが秋春制に移行したことで前任のJリーグチェアマンである村井満氏が昨年の退任直前に議論の再開を示唆。昨年3月に就任した現チェアマンの野々村芳和氏のもとで何かしらの議論は始まっているとみられる。

そうしたなかでの今回の報道だが、Jリーグ実行委員会のメンバーであるJクラブ関係者は今回の報道に疑問を呈している。

Jリーグ理事会のメンバーでもある鹿島アントラーズの小泉文明代表取締役社長は「この記事にあるような決まったことは何も無いです」と記事を明確に否定。

水戸ホーリーホックの小島耕代表取締役社長も「判断材料の整理もこれからだという認識です」と今回の報道に疑問を呈した。

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Qolyでも先日、世界的AI「ChatGPT」にJリーグが秋春制へ移行するためには何が必要か尋ねたところ、やはり様々な論点が浮かび上がった。影響が広範囲に及ぶ問題に慎重な報道姿勢が求められそうだ。

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