【日本保険薬局協会】会員企業の行政処分を謝罪

【2023.04.13配信】日本保険薬局協会は4月13日に定例会見を開いた。会見冒頭で協会会長の首藤正一氏は、会員企業2社において行政指導事案があったことを報告。「極めて不適切な事例」として謝罪した。

3月28日には、クオールホールディングスグループのナチュラルライフ(佐賀県)が処方箋医薬品を正当な理由なく販売していたとして、業務停止5日の行政処分を受けた。
また3月29日には、メディカルグリーン(栃木県)の店舗でも処方箋医薬品を処方箋なしで販売したとして14日間の業務停止命令が出た。

首藤会長は、会見の冒頭で、「会員企業において薬事に関する法令違反があり、業務停止を受けた事例が2件あった。当協会の会員であり、お詫びいたします」と述べた。
「処方薬なしで処方箋医薬品を販売するという極めて不適切な事例であり、甚だ遺憾」と述べた。

当該社に対しては、再発防止に全力を注ぐよう、注意したともした。

協会ではこれまでコンプライアンスの冊子作成や研修を実施するなど、コンプライアンス遵守を支援する活動を展開してきた。
首藤会長は、会員企業に対し、内部監査コンプライアンスの在り方について不断の点検につなげてほしいと伝えているとした。

© 株式会社ドラビズon-line