新入生の緊急連絡カード44人分を紛失 全ての家庭を訪問し謝罪=静岡・伊豆市の中学校

静岡県伊豆市内の公立中学校で2023年度入学した生徒の個人情報が記載された緊急連絡カード44人分を紛失したことが明らかになりました。

伊豆市教育委員会によりますと、紛失した個人情報は市立中学校の新入生の氏名、生年月日、保護者名のほか、かかりつけの医療機関、保険証の種類、緊急時に生徒を引き渡す人の氏名・連絡先などを記載した緊急連絡カード44人分です。

4月7日に緊急連絡カードを職員が閲覧しようとして紛失に気づき、全ての職員で校内を探しましたが見つけられず、市の教育委員会に連絡しました。

学校は12日、1年生の全ての家庭を職員が訪問して謝罪し、13日開いたPTA総会でここまでの経緯とともに、個人情報を管理職の許可で使用するなどの再発防止策を保護者に説明したということです。

伊豆市の梅原賢治教育長は「学校が生徒とその関係者の個人情報を紛失したことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。深く反省し、今後は個人情報の管理を徹底し再発防止と信頼回復に努めます」とコメントしました。

伊豆市役所庁舎

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