強盗団5人あきれた実態、追われる残りのメンバーたち 住宅襲撃後、明るい時間でも堂々と会社役員宅で強奪

580万円窃取疑い、共犯の2人を再逮捕

 昨年12月、埼玉県草加市の住宅に侵入し、現金が盗まれ、実行役の男3人が逮捕された事件で、県警捜査1課と川口署は12日、住居侵入と窃盗の疑いで、共犯者でいずれも茨城県つくば市の無職の男(24)とブラジル籍の男(23)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は数人と共謀の上、昨年12月4日午後3時~3時50分ごろの間、草加市の40代の男性会社役員宅に侵入し現金約580万円を窃取した疑い。県警は共犯事件で捜査に支障があるため、認否や動機を明らかにしていない。

 県警は草加の事件で実行役として、男3人を2月14日に逮捕。残る1人の実行役の行方を追っていたが、23歳男が現場にいたことが判明した。24歳男は指示役で、現場にはいなかった。押収した携帯電話の解析や防犯カメラの精査などから両容疑者の関与を特定した。

 昨年11月に川口市の住宅に侵入し、現金約500万円を奪った強盗致傷事件では、これまでに両容疑者と男3人の計5人を逮捕。県警は川口の事件の残る実行役の行方を捜すとともに、両方の事件でさらなる共犯者がいるとみて、調べを進めている。

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