<新型コロナ>クラスター3件…埼玉469人感染、10日連続で前週超 男性2人死亡 外出増で思わぬ影響が

埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県は13日、新型コロナウイルスに感染していた2人が死亡し、新たに0~90歳以上の469人の感染を確認したと発表した。4月4日から10日連続で前週同曜日の感染者数を上回った。感染者の内訳は県管轄が318人、さいたま市73人、川口市28人、川越市20人、越谷市30人。1週間の感染者数の平均は393.4人。

 これまでに確認された感染者は180万2496人。死者は3987人。12日夜時点の重症者は1人、入院は134人、宿泊療養は67人。

 県によると県管轄で70、90代の男性2人が死亡した。

 クラスター(感染者集団)関連は3件で、新たに高齢者施設1件で9人が感染した。

■22年コロナ以降、再び増加傾向…県内拾得届87万980件

 2022年の1年間に県警に寄せられた拾得届は前年比9万5961件(12.4%)増の87万980件だったことが、6日までに県警のまとめで分かった。遺失届は1万2168件(7.3%)多い17万9110件。いずれも新型コロナウイルスのまん延により19~20年には減少したが再び増加傾向となっている。県警会計課は「公共交通機関や大型商業施設で拾得届が増加している。行動制限が緩和され、外出機会が増えたことが要因の一つと考えられる」と分析する。

 同課は、遺失物や拾得物の取り扱い件数が今後も増加することが見込まれると指摘した上で「特に毎年、財布の遺失届が多くなっているので十分気を付けて、物をなくした場合は警察署や交番へ届け出してほしい。また、電子申請でも届け出できるので利用してほしい」と呼びかけている。

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