香港マカオ弁公室主任が香港視察

香港特区政府は4月11日、国務院香港マカオ弁公室の夏宝竜・主任が13日から6日間の香港視察を行うと発表した。12日付香港各紙によると、李家超・行政長官は香港を代表して夏主任の来港を歓迎すると表明した。夏主任は15日に香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで開催される特区政府主催の全民国家安全教育日活動の開幕式に出席する。夏主任が2020年に同主任に就任してから初めての官式身分の単独来港となり、また香港マカオ弁公室が党中央の直属機関に格上げされてから初めての主任来港となる。夏主任は昨年の習近平・国家主席の来港時に随行した。全国香港マカオ研究会の劉兆佳・顧問は今回の視察について、中央の対香港政策策定へのサポートや、香港市民の国家安全意識の強化、基本法23条の立法に有利な政治・民意ムードの醸成などが狙いとみている。

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