キャンプ初日は長時間の移動やテント設営など、何かと慌ただしくなりがちです。すぐに乾杯を始めたいから、手間のかかる料理はしたくない。そんなときにおすすめなのが、お酒のおつまみに特化した缶詰、「缶つま」シリーズ。今回は、「缶つま」を使った簡単おつまみレシピを紹介します。また、最後に缶詰の温め方に関する注意点もまとめたのであわせて参考にしてください。
「缶つま」シリーズはキャンプのおつまみに最適な缶詰!
「缶つま」シリーズは、「K&K “CAN”Pの達人」というアウトドア向け缶詰で話題をさらった国分グループのおつまみ缶詰。
お酒に合うよう厳選された食材と素材をいかした製法が自慢です。
種類も豊富で、全4シリーズ、64商品が展開されています(2023年4月時点)。
種類豊富な4つの「缶つま」シリーズ
「缶つま」シリーズには以下の4つのシリーズがあります。
- 「缶つま」:お酒に合う肴(さかな)を缶詰に。ご当地ものや季節ものなど種類が最も多い
- 「缶つま Smoke」:桜チップでじっくり燻製(くんせい)したシリーズ
- 「缶つま極」:国産の最高級食材を使用
- 「缶つまマイルド」:塩分を減らし健康を意識
常温で長期保存できる、手軽に使えるといった缶詰ならではのメリットが加わり、キャンプにぴったりですね。
また、食べきりサイズなのでソロキャンプや小腹がすいたときなどにも便利です。
相性の良いお酒の種類が分かる!親切な商品パッケージ
さらに、注目すべきは缶が入っている箱。表面には基本的な商品情報のほか、「缶つま」の特徴や湯煎専用などの注意点も書いてあって、選ぶときの参考になります。
とくに、ひとめでわかる「お酒との相性・おすすめ度」の表示は、お酒選びのヒントになるので要チェックです。
▼K&K「缶つま6種セット」
缶詰おつまみレシピ1:「厚切りベーコンのハニーマスタード」とスナップエンドウのホットサラダ
「厚切りベーコンのハニーマスタード」は、サイコロ状のベーコンをはちみつとマスタードで味付けしたもの。燻製のほのかな香りと甘みと酸味のマリアージュが絶妙です。
今回は、スナップエンドウのシャキっとした歯ごたえも楽しめるホットサラダを紹介します。
材料(1人分)
- 缶つま「厚切りベーコンのハニーマスタード」:1缶
- スナップエンドウ:10本程度
- プチトマト:3~4個
- ゆで卵:1個
- ドレッシング:少々(お好みで)
作り方(所要時間:15分)
- 野菜を食べやすい大きさに切り、少量の湯で好みの固さに茹でて水を切る。
- 「厚切りベーコンのハニーマスタード」を缶汁ごとシェラカップに入れ、1を加えてからめる。
- プチトマト、ゆで卵をトッピングし、必要に応じてドレッシングをまわしかける。
ポイント
- 気温が低いときは「缶つま」も湯につけるなど少し温めるとおいしくなります。
- ゆで野菜はコンビニなどで手に入る冷凍のブロッコリーやサラダなどで代用可。その場合は、ドレッシングなしでOKです。
- 「厚切りベーコンのハニーマスタード」は味がしっかりついているので、ドレッシングは最小限に。
缶詰おつまみレシピ2:「広島県産 焼かきレモン黒胡椒味」でレモンアヒージョ
「広島県産 焼かきレモン黒胡椒味」は、焼きがき+レモン+黒こしょうの最強タッグ。
ここはあえて焚き火をしながらミニスキレットでアヒージョを。
すでに火が通っているかきを使うのですぐに仕上がります。
材料(1人分)
- 缶つま「広島県産 焼かきレモン黒胡椒味」:1缶
- オリーブオイル:30cc
- 塩:ひとつまみ
- にんにく:1かけ(チューブなら2cmくらい)
- 赤唐辛子:1/2~1本
- レモンの輪切り:2枚
- つけあわせの野菜:ブロッコリーなど(省略可)
- バゲット:お好みの分量
作り方(所要時間:10分)
1. レモンは輪切りにしてさらに半分に切り、にんにくは皮をむいてうす切り、赤唐辛子は半分に折って種をとりのぞく。
2. スキレットにオリーブオイル、塩、にんにく、赤唐辛子をいれ火にかけ、にんにくの香りがしてきたら、かき、レモン、野菜を並べ、缶汁を入れる。
3. 2がぐつぐつしてきたら、火からおろしてバゲットを添える。
ポイント
- 焼きかきは調理済みなので煮込みすぎに注意。
- オリーブオイルはスキレットの大きさにより量を調整してください。
- 最後にあまったオイルはパスタなどにも使えます。
缶詰おつまみレシピ3:「北海道産 子持ちししゃも」で油揚げピザ
「北海道産 子持ちししゃも」は、ピュアなオリーブオイルで、素材のうまみを生かした味わい。
クセがなく塩気も強くないので、和風にも洋風にも自分好みの味に仕上げられます。
今回は、そのまま火であぶって食べてもおいしい油揚げでミニピザを作りました。
材料(1人分)
- 缶つま「北海道産 子持ちししゃも」:1缶
- 油揚げ:1〜2枚
- 溶けるチーズ: 好きなだけ
- トッピング:ピザソース、ブラックペッパー、七味唐辛子など好きなもの
作り方(所要時間:10分)
- 油揚げは具をのせやすいサイズにカットし、鉄板やフライパンで軽く焼く。
- こんがり焼き色がついたらひっくり返して、ピザソース、溶けるチーズ、子持ちししゃもの順にのせ、最後にチーズをのせる。
- フタをして、チーズが溶けたら火を止め、好みでブラックペッパーや七味トウガラシなどをふる。
ポイント
- 膨らんでいるタイプの油揚げは横から刃を入れて開くか、ぎゅっと押さえて平にすると使いやすくなります。
- 和風にするときは、のりのつくだ煮やふりかけなどで代用できます。
- 油揚げのかわりに、ミニピザの台やギョーザの皮などもおすすめです。
缶詰おつまみレシピ4:「うにのコンソメジュレ」で冷ややっこ
ジュレとはフランス語でゼリーの意味。「うにのコンソメジュレ」には、チキンブイヨンや白ワインが使われており上品な味わいが特徴です。
お値段もそれなりですが、ただ食べるだけではもったいない!
せっかくなので、豆腐を使ってオードブル風にアレンジしてみました。
材料(1人分)
- 缶つま「うにのコンソメジュレ」:1/2缶
- 豆腐(ミニサイズ):1パック
- めんつゆ:少々(2~3滴)
- トッピング:刻んだねぎやオクラなどをお好みの量で
作り方(所要時間:10分)
- 豆腐は軽く水を切って好みの器に入れ、めんつゆを数滴たらす。
- 「うにのコンソメジュレ」をスプーンでほぐしながら1に盛り付ける。
- 薬味をトッピングする
ポイント
- めんつゆはしょうゆでもOK。ごく少量で。味を見ながら追加してください。
- ジュレは温めるととろりとしたソースになるので、冬場はあたためた豆腐にかけてもおいしく食べられます。
缶詰の温め方に注意しよう
以上、4品のレシピを紹介しました。缶詰は常温でもおいしく食べられますが、温めると素材本来の味や香りがさらに引き立つのでキャンプと相性抜群!
ただし、缶詰の温めは注意が必要です。いずれも、事故・やけどに注意して扱いましょう。
直火による温めはNG
以前は、缶を直火で温める方法も紹介されていましたが、現在は「日本缶詰びん詰レトルト食品協会」より、直火による温めは自粛が呼びかけられています。
温度が極端に高くなり内側に施されたコーティングなどが溶け出す恐れなどがあるためです。
缶詰のまま中の食品を温めたい場合は、フタを開けた状態で湯煎するようにしましょう。
その他、鍋を火にかけない方法もあります。
多めの熱湯にフタをしたままの缶詰を丸ごと放り込み、そのまま5分程度放置します。
熱湯の温度は多少下がりますが、5分程度なら熱湯は90度以上のままとなり、缶詰は十分温まります。缶詰の中に水が入らないのがメリットです。
また、ネットなどで見かけるキャンドル式のウォーマーは、炎が缶底に直接あたることはなく、キャンドルで鉄板部分が温まり、その熱が伝わって缶詰があたたまる仕組みです。
取扱説明書に従って正しく使いましょう。
▼フロウ「CROSS WARMER」
電子レンジは使えない
また、キャンプ場によっては電子レンジを使わせてくれるところもあります。
缶詰をそのままあたためると、発火のおそれがあり危険です。
電子レンジ可能な容器に移し替えて温めましょう。
東京・日本橋には「缶つま」シリーズが買えるセレクトショップも!
「缶つま」が手に入りにくい場合は、Amazonをはじめ国分グループのオフィシャルサイトから購入できます。
また、もし東京に行く機会があれば、国分発のセレクトショップ「ROJI日本橋」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
「缶つま」シリーズの他、国分グループのおすすめ商品がところ狭しと並んでいて、お土産探しにもおすすめです。
「缶つま」があれば簡単おいしいおつまみキャンプ飯が作れる!
「缶つま」シリーズは種類が豊富で、おいしいアレンジレシピが楽しめます。
「缶つま」のオフィシャルサイトなども参考に、おいしいおつまみを作ってキャンプを楽しんでくださいね。