レイズが集中打で開幕13連勝達成 近代MLB最長タイ記録

【レッドソックス3-9レイズ】@トロピカーナ・フィールド

開幕から12連勝を飾っているレイズは、1対3と2点を追う5回裏に打線が爆発。6安打2四死球、打者11人の猛攻で一挙7点を奪い逆転に成功。9対3でレッドソックスを下し、1900年以降の近代MLBでは最長タイ記録となる開幕13連勝を達成した。レイズ3番手のケビン・ケリーが1勝目をマークし、4番手のブレイデン・ブリストがメジャー初セーブを記録。レッドソックス先発のコリー・クルーバーに3敗目(0勝)が記録されている。なお、レッドソックスの吉田正尚は右太もも裏の張りで前日に続き欠場となった。

勢い止まらぬレイズだが、この日は追いかける展開となった。1回表にロブ・レフスナイダーの1号ソロで先制を許すと、直後の1回裏にヤンディ・ディアスの4号先頭打者弾で同点としたものの、4回表、5回表に1点ずつを奪われ1対3とリードを許した。しかし今季得点数メジャートップと絶好調の打線が5回裏に機能。フランシスコ・メヒアのタイムリーで1点差に迫ると、二死1・3塁からデッドボールを挟んで4連続タイムリーを放ちあっさり逆転に成功した。レイズは7回裏にもブランドン・ロウの5号ソロでレッドソックスを突き放し、快勝で13連勝達成となった。

レイズの開幕13連勝は、1982年のブレーブスと1987年のブリュワーズにならぶ近代MLB最長タイ記録で、これを越える記録は1884年にセントルイス・マルーンズが記録した開幕20連勝のみ。また、13連勝はデビルレイズ時代にマークした12連勝を抜くチーム記録となった。開幕13試合で101得点、30失点の得失点差71はメジャー史上3番目の数字とここまで投打で圧倒的な成績を見せており、117イニングのうち相手にリードを許していたイニングはわずか6イニングのみ。歴史的な勢いを見せるレイズの快進撃に引き続き要注目だ。レイズを止める球団はいつ現れるのか、次のカードは菊池雄星も登板予定のブルージェイズ戦となっている。

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