サル痘、沖縄県内2例目 県内在住、渡航歴なし

 沖縄県は13日、県内で2例目となるサル痘(エムポックス)ウイルスの感染者が発生したと発表した。患者は県内在住の30代男性で発熱や歯肉部の痛みがあるものの、容体は安定しているという。渡航歴はなく、1例目の患者との接点は確認されていない。

 サル痘は国内で2022年7月に1例目が確認され、23年4月11日時点で106例が確認されている。県内では7日に1例目の感染報告があった。県によると、県内の医療機関からサル痘疑いの患者報告があり、その後、県衛生環境研究所の検査で陽性が判明した。

 発熱、頭痛、リンパ節の膨張、発疹などの症状が出る。多くの場合は自然に治るが、子どもや健康状態によっては合併症などで重症化することがあるという。

 (新垣若菜)

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