『名探偵コナン』灰原哀の開発薬・APTX4869の謎。本当の目的とは…

マンガを原作とし、テレビアニメ、映画と展開し、長年幅広い層から人気の『名探偵コナン』。ストーリーを彩る要素のひとつとして、登場人物たちが抱えた過去のさまざまな秘密があります。

なかでも話題に上がるのは、灰原哀が作っていたとされる薬の正体について。作中のセリフなどから得られる情報をもとに、ファンの間では議論が巻き起こっているようです。

劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』公式サイトより

灰原の“本当の目的”とは…

灰原哀は主人公・江戸川コナン同様、APTX4869と呼ばれる毒薬の副作用で子供の姿になった人物。もともとはコナンと対立する黒ずくめの組織の一員として、薬品開発をおこなっていました。

灰原は研究所でAPTX4869を研究していたことで有名ですが、コミックス第89巻では別の薬を作るという本当の目的があったと明かしています。そのためネット上では、灰原が本来作らされていた薬の効果や使用目的などを考察する意見が続出しました。

まず挙げられているのは、“蘇りの薬”説。これはAPTX4869が持つ幼児化の副作用や、黒ずくめの組織のメンバーである女性(おそらくベルモット)の「時の流れに逆らって、死者を蘇らそうとしている」という発言から推察されたものです。

一方で“死者を蘇らせる秘薬”ではないとする灰原のセリフもあるほか、ベルモットの発言が比喩の可能性もあるため真偽は不明なよう。

青山剛昌先生の発言にも注目

また不老不死の人魚伝説がある島に黒ずくめの組織が訪れた記録があり、その中に宮野志保(灰原哀)の名前が残されていました。さらにベルモットの異様な若さなどから、何か“年齢”や“成長”に関わる薬だという説もあります。

ただし原作者の青山剛昌先生は過去に不老不死が目的だとする説を否定しており、憶測の域を出ません。

Blu-ray『名探偵コナン Treasured Selection File.黒ずくめの組織とFBI 2』(ビーイング)

謎の多いストーリーに対し、さまざまな考察が絶えない『名探偵コナン』。最新作の劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』では灰原がフォーカスされるなど、マンガ・アニメともに新たな展開を見せています。

物語の各所に散りばめられた謎がどのように明らかとなるのか、今後も注目していきましょう。

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