境内に心癒やすシャクナゲ 北茨城・花園神社

花園神社の境内で見頃を迎えたシャクナゲ=北茨城市華川町花園

茨城県北茨城市華川町花園の花園神社で、約100本のシャクナゲが見頃を迎えている。鮮やかな薄紅色の花が境内を彩り参拝者の心を癒やしている。見頃は来週末までの見込み。

同神社は征夷大将軍の坂上田村麻呂が795年に創建したと伝わる。周辺一帯に群生するシャクナゲは、県の天然記念物にも指定されている。

今年は暖かい日が続き、例年より1週間ほど早く開花した。現在はしだれ桜やソメイヨシノとともに、境内で花々が咲き誇る。開花期間に合わせ、同神社では御朱印にシャクナゲの印を添えて授与している。

夫婦で訪れた常陸太田市の日座正人さん(73)は「(シャクナゲは)穏やかでいい色。心が豊かになる」と話した。同神社の神永知明宮司(51)は「美しい花を見て心も体も清らかになり、幸せに過ごしてもらえれば」と願った。

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