新潟県新発田市で野鳥から高病原性鳥インフルエンザを検出、今季17例目

新潟県によると、4月8日に新発田市で回収され簡易検査で陽性となっていたハシブトガラス1羽の死亡個体から、環境省の遺伝子検査で高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出された。今季において野鳥から鳥インフルエンザが検出された事例は、17例目になる。

同個体は8日に胎内市で回収され、11日に簡易検査でA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されていた。回収地点は、胎内市の養鶏場で家禽の擬似患畜が確認されたことから3月に野鳥監視重点区域内(半径10キロメートル圏内)に指定されていた区域内である。

これに伴い、県は野鳥監視重点区域にて状況調査を実施し、結果を公表していく。また、区域内の養鶏場へ対して改めて異常がないことを確認して、県内の全養鶏農場に野鳥や小動物の侵入防止などの防疫対策の再徹底を指導したという。

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