日本三景松島の国道45号で一部歩行者天国の社会実験 2023年秋も実施へ

日本三景松島の海岸地区で、国道に歩行者天国を設ける社会実験が2023年の秋に再び実施される見通しになりました。

この社会実験は、2022年10月に3日間にわたって初めて行われ、観光客が多く訪れる松島町の海岸地区を通る国道45号に長さ250メートルの歩行者天国が設けられました。

宮城県によりますと、2023年も10月に社会実験を行う方向で地元などと調整していて、2022年と同様に国道45号の700メートルの区間で車の通行を規制し、このうち250メートルを歩行者天国にする、ということです。

歩行者天国の区間では、車道にテーブルやいすを並べて飲食が楽しめるようにするほか、高齢者や子どもが移動しやすいように電動カートを走らせることなどを検討しています。

更に観光客の利便性を高めるため、海岸地区と周辺の駐車場を結ぶシャトルバスの乗降場所を増やす方針です。

2022年の社会実験は周辺の一部の道路で渋滞が発生したことから、誘導員の配置を工夫し、迂回を呼びかける看板を大きくするなどして渋滞の緩和を目指すということです。

© 株式会社東日本放送