OAU、ニューアルバム『Tradition』収録曲より「セラヴィ -c'est la vie-」のMVを公開! 最新映像技術NeRFを使った国内初のMVが完成

4月12日(水)に約2年半ぶりとなるフルアルバム『Tradition』をリリースしたOAU。本日、アルバム収録曲より「セラヴィ -c'est la vie-」のミュージックビデオを公開した。 このミュージックビデオは、松山周平率いるテクノロジカル・クリエイティブファームTHINK AND SENSEが制作。全編がNeRFと呼ばれるAIを活用した最新の映像技術により構成されている。このNeRFがミュージックビデオに用いられるのは国内初(THINK AND SENSE調べ)。 この最新技術と、相反するどこか懐かしいアコースティックサウンドとあたたかな歌詞がシンクロした映像は、どこか異質な世界感と不思議な視覚感を生み出し、繰り返し観たくなるミュージックビデオとなっている。 また、『Tradition』には全国8箇所のホールにて開催されるリリースツアーのチケット最速先行に申し込みができるシリアルナンバーが封入されている(CD盤/LP盤共通)。申し込みは4月19日までの期間限定なので、早めにチェックしていただきたい。

▼OAU「セラヴィ -c'est la vie-」Music Video

https://youtu.be/xfJIX67rbGU

【楽曲紹介】

「セラヴィ -c'est la vie-」は、風が吹き抜けていくような爽やかさと、どこか懐かしさを感じさせるメロディが印象的で、TOSHI-LOWの哀愁を含んだ優しい歌声がじんわりと心に染み入るようなミディアムナンバー。 サビの一節「あなたの好きな花が 今年もまた咲いている」は、大切な人に想いを馳せる人々の様々なストーリーを思い起こさせる。

【MVの見どころ】

人々の様々な様相を風に乗って巡っていくという情景から、「人」それぞれが持つ背景、ストーリーを想起させると共に、エモーショナルかつ、ダイナミックに全体を展開した。 本作では全編を深層学習を用いたAI画像生成の技術「NeRF」(Neural Radiance Fields)を用いて構築。NeRFでは、複数の視点から撮影された画像データとカメラの位置情報を学習リソースとしてニューラルネットワークのAIモデルを構築することで、高い精度で3D空間の形状を復元することができる。要するに、撮影したデータを元にすべてのカットを「NeRF」の画像生成により再構築し、実際撮影したデータが全く違う角度からのダイナミックなカメラワークに変化させた。 また、「NeRF」特有のノイズをそのまま表現に取り込み、アコースティックバンド「OAU」の持つアンプラグドな世界観をイラストレーションのAR合成と共に表現した。 アコースティックバンドと先端AIテクノロジーという一見、異質と思われるコラボレーションから、新しいエモーショナルな表現を提案するという試みである。

【参考情報:NeRFについて】

「NeRF」(Neural Radiance Fields)は、2020年に発表された、深層学習を用いたAI画像生成の技術である。 複数の視点から撮影された画像データとカメラの位置情報を学習リソースとしてニューラルネットワークのAIモデルを構築することで、高い精度で3D空間の形状を復元することができる。 この技術を用いることで、元の撮影データには存在しない自由な視点から対象物を見ることが可能となる。 今後は、MR(Mixed Reality)や映画・テレビの特殊効果、医療用の画像処理技術など幅広い分野での応用が期待される。

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