沖縄県知事・玉城デニー氏が語る!なぜ玉城氏が後継指名された?選挙の強さの秘訣とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年4月14日に公開された動画ではゲストに沖縄県知事の玉城デニー氏をお招きし、沖縄県政や選挙の強さについて語っていただきました。

翁長氏が玉城氏を後継指名した理由とは?

【このトピックのポイント】
・翁長氏の勝利の方程式によって玉城氏は後継指名された
・「基地がなければ沖縄は食っていけない」というのは誤解
・沖縄県庁地下1階に行けば玉城氏に会えるかも

玉城氏のプロフィールは以下の通りです。

2001年、自身は全く立候補する気はなかったのにも関わらず、新聞社や放送局との行き違いから「市長選立候補へ」と報道され、それまで持っていた全番組を降板することになった玉城氏。

当時は様々な苦労があったでしょうが「これからは政治をやろうと切り替えるきっかけにもなった」と当時の心境をポジティブに語ってくださいました。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして玉城氏に回答していただきました。

翁長前知事の後を継いだ大変さは何でしたか?

翁長前知事の後を継いだことについて「私よりも翁長さんの4年間のほうが大変だったんじゃないかと思いますね」と振り返る玉城氏。

2013年に沖縄県内41市町村の首長や議長が超党派で建白書を政府に提出しました。しかし、同時期に起こった政権交代によって、県内の自民党選出の国会議員や自民党県連が自民党本部の考えに沿って政治活動を進めざるを得ない状況になりました。

辺野古の新基地建設に反対する社会の動きと、政権交代によって大きく変化する政治体制という当時の政治的状況の中で、玉城氏は「自民党の県連幹事長もなさった方が(中略)自分の軸足をもう一つ持たなければならなくなった」と翁長氏の苦労に思いを巡らせました。

玉城氏は翁長氏と個人的な付き合いはなかったとのこと。後継指名された時のことについては「青天の霹靂」「大きな驚き」とコメントしました。

玉城氏を後継指名した理由については、当時の状況を踏まえ「選挙に勝つための分析に基づいて翁長さんはそういう選択をしたのではないか」と推測しました。

沖縄県の政策、ここも見て!

沖縄県政と言えば米軍基地問題や経済対策が注目されがちですが、他にはどのようなことに力をいれているのでしょうか。

玉城氏が最初に挙げたのは子ども・若者・女性支援。少子高齢化が進む中で次の時代を担う層の基盤づくりに取り組むことを強調しました。

次に挙げたのは新型コロナウイルス感染症の拡大によって落ち込んだ経済の回復です。沖縄県は2012年から始まった沖縄21世紀ビジョン基本計画のもと、失業率や有効求人倍率も改善され経済が大きく発展しました。

しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大は県内の観光関連産業をはじめ、県民の暮らしにも大きな影響を与えました。

玉城氏「沖縄の将来をしっかりと回復させようということが今回2期目の公約の2つ目です」

最後に挙げたのが米軍基地の跡地利用です。現在の那覇の新都心地区はもともと米軍の接収地でしたが、今は美術館や官公庁が集まり経済や雇用も活発な地域です。

玉城氏は基地の跡地を民間に開放することで「税収や経済の循環状況が実証されている」と説明。基地の返還を改めて訴えました。

玉城氏「沖縄に基地がなければ食っていけない、という誤解に惑わされないように。本当の声を皆さんにご理解いただければと思います」

玉城氏が選挙に強い理由は?

2回の沖縄県知事選挙で票差をつけて勝利した玉城氏。強さの理由について聞かれると、玉城氏は3つの理由を挙げました。

1つ目は4期9年に渡る衆院議員の経験です。2つ目はタレント時代の知名度。今も若い人から「私のおばあちゃんデニーさんの大ファンなんです」と言われることがあるそうです。

3つ目は「いつでもどこでも県民のみなさんと同じ生活をしたい」という玉城氏のスタンス。昼食は県庁の地下1階で職員と一緒に並んで購入しているとのことです。

MC鈴木邦和「そこに行けば玉城さんに会えるんですか?」

玉城氏「会えますよ!」

お話の様子からもうかがえる親しみやすさが選挙の強さに繋がっているのかもしれません。

動画本編はこちら!

沖縄県知事・玉城デニー氏が沖縄県政を語る!選挙に強いのはなぜ?

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