総社市が全市立幼稚園で給食始める【岡山・総社市】

総社市は4月14日、園児を受け入れている全ての市立幼稚園で、給食の提供を始めました。園の魅力を高めることで保護者に幅広い選択肢を提供したい考えです。
総社市の常盤幼稚園には午前10時半ごろ、市内の給食センターからおよそ90人分の給食が運び込まれました。
給食初日とあって、先生たちも慣れない準備に追われましたが、園児たちも楽しみにしていた初めての給食。献立は、ごはんと筑前煮、はりはりづけなど5品でした。
この日、市立15の幼稚園で給食が始まったのは4、5歳児で、宗教やアレルギーなどを理由に提供を受けなかった園児を除き、およそ450人、ほとんどの園児が提供を受けました。3歳児への提供は5月1日から始まります。給食費は月額4000円です。
総社市では現在、待機児童はいないものの、希望する保育施設に通えない児童は100人を超えています。
このため、給食を提供することで、定員の数に余裕のある幼稚園の魅力を高めて受け入れ施設の選択肢を増やし、保護者のニーズに応えたい考えです。

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