30年札幌五輪「困難な情勢」 IOCが日本側に伝達 地元支持高まらず

札幌市中央区の大通公園に設置されている五輪モニュメント

 札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪・パラリンピックについて、国際オリンピック委員会(IOC)側が札幌開催は「困難な情勢」と日本の招致関係者に伝えていたことが14日、分かった。IOCは国際大会の開催実績などから札幌市を高く評価してきたが、東京五輪を巡る汚職・談合事件の影響で札幌市民の支持は低迷。年内にも想定される開催都市の内定までに地元支持率を向上させるのは事実上、不可能だと判断したとみられる。

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